HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第423話≪大学センター試験を課すAO入試(北大工学部応用理工系と農学部農業経済学科)≫

2007年07月18日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、AO入試で、大学入試センター試験を課す大学が発表されています。

 北海道大学は、「平成20年度大学入試センター試験を課すAO入試」を、工学部応用理工系(応用化学コース・応用マテリアル工学コース)と農学部農業経済学科ですると発表しています。

       

 この方式での募集人員は、工学部応用理工系が11名、農学部農業経済学科が5名。

 センター試験で受験を必要とするのは、
 ◆工学部応用理工系:
  数学(2科目)、理科(2科目)、外国語の3教科5科目
  求める学生像は、
  ● 新しい物質の創成に強く興味を持つ学生
  ● 幅広い知識に基づく、深い理解力や洞察力を持つ学生
  ● 実行力とリーダーシップを持つ学生
  ● 新しいことにチャレンジする開拓精神豊かな学生


 ◆農学部農業経済学科:
  国語、地歴公民(1科目)、数学(2科目)、理科(2科目)、外国語の5教科7科目。
  求める学生像は、
  ● 将来、農業政策や地域計画の立案、農業経営・技術指導・マーケティングなど、農業現場の仕事に従事したい者
  ● 将来、大学院に進学し、農業分野で国際的な研究・指導に従事したい者

 両学部とも、1次の書類選考で合格した者に対して、2次で課題論文と面接を課し、その結果と大学センター試験の成績とを併せた総合評価によって合否を判定します。


 昨今、AO入試は学生のやる気や資質を見極められるという利点を確認できることでしたが、その反面、基礎学力の有無の判定が難しいという難点もありました。
 が、北海道大学が始める大学センター試験を課すことで、学力と資質の両方を判定でき、より優れた学生を確保できるとの考えがあっての実施だと思われるます。

 今後、このAO入試方法を取ってくる大学が増えてくるでしょうが、HageOyaji通信:第422話≪高校生に到達度評価検定案検討開始(中央教育審議会)≫で配信した到達度検定が完備されれば、AO入試における大学センター試験は消滅されることとHageOyajiは思っています。 

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