HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第43話≪各大学後期募集廃止への方向・・≫

2005年03月16日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、京都大学は、後期募集を正式に廃止しましたね。
入試を前後期に分けた「分離分割方式」は多様な学生の確保が目的とされていたましたが・・・

廃止した大きな理由は、

 ◆京大は同一学部の前後期を併願する受験生が多いため「後期が敗者復活になっている」
 ◆「一部学部で前後期の入学者に学力差が出ている。複数回受験は多様な学生の選抜に効果がないばかりか、受験生にも負担増となる」
 ◆「京大の学生として一定の学力を確保したい」

 で、より学力を重視する考えを示している。

 AO(アドミッション・オフィス)や推薦入試で複数受験の機会があることなどから、来春の2006年度入試で、筑波大学のように例外的に一部学科などで前期のみを実施する大学が37校ある。

 だが、京都大学のようにAOや推薦をしていない総合大学が全学部で後期をやめることを決めた例は初めてである。

 他の大学への影響として、東大を始めとした他の難関国立大学は、後期募集廃止について具体的な動きを見せているわけではないが、今回の京都大学決定に少なからず影響を受ける可能性があるだろうね。今後の動きに注意したいですね。


 一方、筑波大学一部の学類で2006年度より後期募集を廃止すると報じた、筑波大学は、先月24日定例記者会見で、2006年度入試の募集人員は今年度と変わらず2062人と発表した。しかし、人員の割り当てが変わり、後期の募集人員を前期に移す学類が現れた。後期日程の募集を行わないのは自然学類、医学類、看護・医療科学類、体育専門学類、芸術専門学類。これらの学類では、後期の募集人員を前期日程や推薦入試に振り分けたのである。大学全体の後期募集人員は321人から214人に減少し、前期は1167人から1263人に増えた。

 このように、京都大学のように全学部で後期募集を廃止には至らなくとも、一部の学部で廃止し、前期募集や推薦・AO入試に徐々に人員を移す大学もある出始めている。


京大の後期日程入試、07年度から全学部で廃止(朝日新聞)
筑波大HP
記者発表関連「平成18年度入学試験募集人員(PDF) 」

                
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