映画『沈まぬ太陽』の鑑賞

１１月１８日（水）。朝の気温１℃。晴れ。
　午前はＹ歯科医院へ挿し歯の欠けたのを直しに行った。滝神のＫＴさんが治療をしてもらっていて、俺の後から来た患者も滝神のＭＹさんだったので、3人続いて滝神の住民だった。珍しいことも有ったものだ。
　医者から帰って佐久の映画館へ山崎豊子原作の『沈まぬ太陽』を見に出掛けた。日航機の上野村御巣鷹山墜落事故の後この小説が発表されて、大変長編だったが感動して読んだ事があり、その映画化されたことを報道で知ったので早く見たいと思っていた。今日なら時間が取れるので思い切って出掛けた。
　駐車場に入ったら偶然ＹさんＴさんと一緒に成り、三人で鑑賞した。申し合わせて出掛けてきたようで偶然とは言え不思議なこともあったものだ。
　映画は上映時間が約3時間半もあり中間で10分間の休憩があった。予想した以上の見ごたえのある映画であった。政界と財界の結びつきや、利益だけを追求の経営方針の陰で人命の軽視、労働の強化、組合潰し等々の姿が良く描かれていた。これは日航だけの問題ではないが、堕落した自己の出世だけを考えて労使協調を表に出し、組合の分裂に狂奔する人間の醜い姿も良く演出されていた。主人公のＯさんを支える家族の苦悩と、協力もまた愛の姿として素晴らしかった。長時間の映画ではあるが、観客を飽きさせない編集方法も見事である。時間をさいて見に行って来て良かった。

蓼科山の友来訪

１１月１７日（火）。雨。山は雪降り。
　佐久から正午近くに帰宅。午後医者に行こうかと思っていたら、蓼科山で乗馬クラブを経営しているＴさんが来訪。暫くあっていなかったので大変懐かしくコーヒーやお茶を飲みながら話をした。カナダの騎馬救助隊の赤い正装服を着用して、古東山道を隊列を作って行進し、観光客にアピールしたいと考えていることなどの構想を語る。すでに東京の客がデザインして服屋に注文してあると言う。話している間に携帯で東京のその客から連絡が入った。行政の観光宣伝に対する姿勢についての不満などを沢山聞かされた。言われてみれば確かに歯がゆい点もある。今後是正していかなければいけないだろう。彼の話だと山は朝から雪降りで、朝家を出る時は２～３センチ積もっていたと言う。いよいよ冬の到来だ。上田の山田電気からプリンターの修理が終わって届いたと言う電話があったので、Ｔさんが帰った後上田にプリンターを持ちに行き、序に印画紙やインクなどを購入してきた。