GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

信州の芋焼酎

2006年04月14日 09時03分29秒 | 長野
先日泊まった天竜峡の旅館で自分へのおみやげとして芋焼酎を二本買いました。

長野(飯田市鼎)初の地元伊那谷で作った芋(黄金千貫)で作った数量限定品だそうです。一本は「風太」これは25度のいわゆる普通の芋焼酎で、もう一本が「山ん中」こっちは29度と成っております。

「山ん中」良いネーミングですね、ラベルの柄は原料の芋を輪切りにした形、それに芋版のように文字が彫られているというデザインです。島崎藤村の「夜明け前」の冒頭の文「木曽路は、すべて山の中である」から取ったのでしょうか、それを方言っぽく言った感じかな。
度数が一般的な焼酎よりやや高めになっているだけあってがっしりした男らしい味のする芋焼酎です。

一方、「風太」のほうはやはり芋の形が描かれているようですが、一つ気に入らないのはうらの説明用のラベルに例の千葉にいる立ち上がるレッサーパンダ「風太君」とおぼしきイラストが描かれている事。この焼酎は黒麹を使っているようですがあまり重くなくどちらかというと若い爽やかな風味、そんな所から風太と付けたのではないでしょうか?そこに、どう考えても縁もゆかりもない千葉のパンダのイラストは無意味なような気がします。

どちらも、鹿児島の本格芋焼酎に比べるとまだまだという感はぬぐえないですが、信州といえば蕎麦と思われてしまう様ななか、実際に芋作りから始めてこれだけの焼酎を作り上げた事は評価に値します。
若く爽やかな焼酎なので、お湯や水で割って呑むよりは「オンザロック」でキリリとひやして呑む方が残雪を残したアルプスから吹く風の様に喉を吹き抜け、私は非常に美味しいと思いました。

今後の研究課題として、もうすこしかろやかな香りがこれに更にプラスされると良いのではないか?黒麹にこだわらず黄麹(なかなかあつかいが難しいらしいが)の香りの良さを使ってみるのも良いのではないかと思ったりもして、どんどん、美味しい焼酎造りにチャレンジして頂きたい物です。
コメント (6)
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