車で行く寺社仏塔とA級B級すぽっと!
寺社、仏塔を中心に、車で行くA級B級スポット巡りです!
 



国宝に続き、国重要文化財の五重塔です。ちょっと古いサイトでは13基になっていますが、善通寺五重塔が2012年に追加されており、現在14基です。

1.八坂の塔(法観寺・ほうかんじ):<京都府>室町時代 日本で一番有名な「重要文化財の」五重塔だと思います。国宝になってもおかしくない、京都東山のシンボル。元は聖徳太子が建てたという塔で、なんと国内の古塔で唯一、観光客が二層まで上がることができます。ただ、「古い家の屋根裏に上るような感じ」で、見える景色も微妙なので、興味のない方は特に面白くないかも・・・。

 

2.厳島神社(いつくしまじんじゃ):<広島県>室町時代 正式には「厳島神社の末社・豊国神社の五重塔」と言います。元は宮島にある大聖院の子院の塔だったのが、例の神仏分離令でなぜか厳島神社の管理になって、さらに「豊国神社の」という冠がついたという、・・・色々な歴史のあった塔です。宮島と言えば朱塗りの鳥居や厳島神社の本殿が目に浮かびますが、この塔の印象も相当なもんです。

 

3.池上本門寺(いけがみほんもんじ):<東京都>江戸時代 東京都で空襲を免れた関東最古の塔。前面ベンガラ塗りで、スドーンとしている(屋根の大きさに差が少ない)。

 

4.旧寛永寺(きゅうかんえいじ):<東京都>江戸時代 寛永寺の旧境内にある・・ということで、近くで全貌を見るには上野動物園に入れなければならないという、塔マニアにはちょっと面倒な塔。私もこれだけのために入場料払いました。

 

5.興正寺(こうしょうじ):<愛知県>江戸時代 細くて屋根の大きさにも変化がなく、相輪も短いので決して見かけの良い塔とは言えないかもしれませんが、こういう塔も趣があって好きです。

 

6.最勝院(さいしょういん):<青森県>江戸時代 この塔を見るために車で青森まで行きましたよ。重文では日本最北端にある五重塔。江戸時代建立としては一番きれいな塔ではないかと思います。弘前に行く方は城だけではなくここも是非。

 

7.仁和寺(にんなじ):<京都府>江戸時代 徳川家光の寄進によって建立された塔。仁和寺は近くに金閣寺と龍安寺という超有名寺院もありますが、塔があるのはここだけ。

 

8.法華経寺(ほけきょうじ):<千葉県>江戸時代 質素で良いんじゃないですか。

 

9.妙成寺(みょうせいじ):<石川県>江戸時代 昔は城塞だったといわれる妙成寺は北陸屈指の大寺院。塔は旧日光東照宮五重塔とほぼ同一らしいですよ。

 

10.妙宣寺(みょうせんじ):<新潟県>江戸時代 新潟県唯一の五重塔ですが、佐渡島にあるのでフェリーで行く必要があります。こちらも日光の東照宮五重塔を模したと言われています。

 

11.東照宮(とうしょうぐう):<栃木県>江戸時代 日光東照宮です。高さ36mは日本で7番目。極彩色の重文五重塔はここだけ!

 

12.大石寺(たいせきじ):<静岡県>江戸時代 本堂から離れた林の中にひっそりあって、なかなか全貌をの写真が撮れませんでした!

 

13.備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ):<岡山県>江戸時代 大石寺とは真逆で、遠くからも見える塔。ここまで開けた塔の景色はなかなか無いもので、色々な花が合います。

 

14.善通寺(ぜんつうじ):<香川県>明治時代 四国八十八か所霊場第75番、弘法大師誕生の地である善通寺。高さ45mは日本で3番目に高い塔、明治時代再建のもの。なんと五層すべての階の天井が高く出来ており、人が立って歩けるようになっており、以前は5階まで上がって景色を眺められたそうです。

 








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この年末年始はブログに値するお出かけはしていないので、引き続き仏塔のまとめをしていきます。今回は国宝の五重塔。現在9基+2基あります。「+2基」は室内にある小塔ですが、工芸品ではなくて「建造物」としての国宝です。これらは全ておすすめ度★★★★★です!

1.法隆寺(ほうりゅうじ):<奈良県>飛鳥時代。言わずと知れた世界遺産で世界最古の五重塔。行くと大体このように修学旅行生がいます。自分も小学生の時にも行ってますが、今とは感じ方は全然ちがいますね。

 


2.醍醐寺(だいごじ):<京都府>平安時代。醍醐寺と言えば桜で有名ですね。五重塔の周辺は三宝院や霊宝館のような凄い桜はありませんが、京都府で一番古く、また全体のバランスが良い塔です。

 

3.室生寺(むろうじ):<奈良県>平安時代。醍醐寺よりも古く、屋外にあって文化財の五重塔としては。高さ16.2mで日本最小。小さくは見えないきれいな塔ですよね。

 

4.海住山寺(かいじゅうせんじ):<京都府>鎌倉時代。法隆寺と同様に1層に裳階を持つ美しい塔で、高さは17.7mと室生寺に次いで低い。ここは車で行くのは難所なので軽自動車を選びましょう。(でもバスツアーってあるんですよね・・・どううやって行くんだ?)

 

5.明王院(みょうおういん):<広島県>南北朝時代。明王院は弘法大師建立と言われている名刹。

 

6.羽黒山(はぐろさん):<山形県>室町時代。関東・東北で唯一の国宝五重塔。現在では特にお寺があるわけではなくて出羽三山神社の所有。もともとは神仏習合で寺院もあったのですが、廃仏毀釈でほとんど壊され、五重塔は何とか残すことが出きたらしい。しかし内部は大国主命が祭神となっています。林立する杉木立にある姿は22.2mの純和様。もうちょっと遠くから見れたらいいんだけど。。

 

7.瑠璃光寺(るりこうじ):<山口県>室町時代。庭園とのバランスも非常にきれいな塔で、法隆寺、醍醐寺とともに日本三名塔の一つ。山口に行った際は是非見るべき。

 

8.興福寺(こうふくじ):<奈良県>室町時代。高さ50.1mと、東寺に次いで高い塔。昔は東大寺に100m近いという七重塔が2基あったので、すぐ近くのこの塔はそれに比べると控えめなのかも。

 

9.東寺(とうじ・きょうおうごこくじ):<京都府>江戸時代。これまでに4度焼失しそのたびに再建されています。京都の象徴ですね。高さ55mで木造では日本一。(鉄筋コンクリートの清大寺五重塔は75m!)内部特別拝観も時々しています。講堂は国宝だらけで、必ず見るべきお寺ですが、おすすめは不二桜の時期のライトアップ。

 

10,11.海龍王寺(かいりゅうおうじ)、元興寺(がんこうじ):<奈良県> どちらも室内にある小塔。元興寺は世界遺産です、また元々は70m級の塔があったという大寺院。

 

 














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