ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

選挙のこと 憲法改正反対なんですが・・・

2012-12-19 00:13:27 | 日々の出来事
解散総選挙・・・
民主党が大勝利を収めた3年余り前、50年も続いた自民党政治にヘキヘキとしていたのは事実だけれど、だからって政治がそんなに変わるとも思わなかった。それでもずっと野党だった状態から、信頼される政府与党に育つまでは人気の4年間でやっとちょこっとだけ道筋が見えてくるのだろうと思ったから、上手く行かなくて当たり前だと思っていた。できればその後、見えてきた先へ駒を進めて欲しいと思っていた。
でも今回は惨敗。自民党大勝利。

初めにもっと丁寧にスタートを切ってもらいたかった。理想ではなくて現実を見て欲しかった。そうしたら色々な場面で色々な形でもう少し信頼関係が構築できたかもしれなかったのに。
あの大震災の時の不手際がワイワイと言われますが、大震災は誰にとっても非常事態、政府に対する信頼感が無い時に指揮系統が乱れるのは当然でしょうし、政府が動く前に地震や津波でズレやら停電が起きて、そういうときの対処マニュアルが無かった原子力発電所内で起きるべくしておきてしまった事故。思い出すのは阪神大震災のときの村山首相も大震災対応が良くなくて職を辞したのでした。
傍で見て人は何とでも言えますが、実際のところは「人は自然の前で話すすべも無い存在であること、想定以上のことは考えないようにして快適生活に浸ってきた人間のおごりにもっと謙虚に向かい合えた」チャンスだったかもしれない。

さぁて、このままでは将来ぜったいに財源が足りなくなると皆が分かっていながら、選挙のことを考えればこれまでなかなか踏み出せなかった消費税引き上げと社会保障一体改革。まんまと自・公の思惑に乗ってしまいましたね。三党合意とはいえ、消費税を上げると決断したのは民主党で経済や景気、雇用に先が見えないのは民主党のせいとばかりに解散に追い込んだ。ちょっと前まで、そうは言っても自民党にまた政権に戻ってもらいたくないという空気があったのに、《今、解散したら勝てる!》とばかりに追い込んだ。今日会った友人は、「結局正直者は政治家に向いていないんだよ」と言った。野田さんが正直かは本当のところ分からないけれど、選挙のことを考えたら、解散はしないのが今までの政治家だろうなと思う。

安倍さんは憲法9条といわないで「まず96条改正」というけれど、その先の憲法改正・国防軍への思いの強い人です。前に首相になったときにも「美しい日本」と言葉は綺麗だったけれど要は戦前への回帰思考がみえていた。石原さん然り。自民党の総意ですか? この党首に総理を任せてしまう選挙結果をどう受け取ったらいいのでしょう。憲法改正問題の先に見えることが民主党よりずっと怖いと思うのに。
こう言った友人も居る「景気は少しは上向くかもしれないけれど、世の中から切り捨てられる人は今よりずっと多くなると思う」と。

戦後60年余、戦争をしないで来れた日本は憲法に守られている。アメリカに押し付けられたのではなくて、起草に大いに関わった日本人もいた。軍を持たずに戦争放棄をうたった精神は「今」世界で見直されていることを誇りに思っていいと思う。平和憲法を改正してはいけない! こんなことを考えていると夜も眠れない日が続く。


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