ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

杏仕事

2015-06-25 19:03:48 | 料理
今年は生り年ではないとか、時期が遅くなるとか言われていました。去年はバッチリ自宅にいた時に収穫期に当たりましたが、今年は無理かなぁと半ば諦めていましたが、東京からの友人が長野まで来る目的の一つが杏だったので、週初めに集荷場に下見に行きました。

ありました、一杯。右手が半ば不自由なので杏の種取りができるか不安でした。それでも沢山あった箱からちょうどいい色合いの杏を選んでいたらジャム用3kg、干し杏用6kg(ここから崩れてジャムになるものも出るのです)を買っていました。

     

杏に包丁を入れて、杏をねじるようにして種を取り出して、鍋に伏せて砂糖と交互に入れて行くのですが、右手を捻るのは今年は無理です。杏を選ぶ段階から売れる寸前の色味のいいのを選んできましたから種離れはいいので、右手に杏をおいて左手で捻りました。できましたよ!!
でも9kg!がんばっちゃいました。 最後の方はふ~ふ~しながらでしたが・・・。

翌朝、ジャム用も干し杏用も始めは強火で、アクを取りながら煮ます。アクを取り終えたところで二つの鍋は作業が変わります。
ジャムは強中火位にして煮て行きます。煮詰まる手前で鍋から離れずに仕上げていきます。小一時間で仕上がります。
干し杏用は、アクを取り終えたら時々そっと回しながら、煮汁を杏の上からかけてあげながら、弱中火~弱火で30分煮て全体に透明感が出て柔らかくなったら、後は余熱で仕上げます。杏を崩すとジャム用が増えるので気をつけながらの仕事です。

            
出来上がった杏ジャムは、二日後の分と合わせて7kgです。それでも今年はビンの数が少なく感じます。手の負担を考えて、娘たちには生の杏を送ってそれぞれの家庭で作ってもらうことにしました。杏ジャムを作り始めた40年、手作りの味は甘すぎずに子供も孫も大好きな味にし上がりました。

干し杏用は今年はほとんど失敗はなくて、6kg近く梅雨が上がったら干して仕上げます。それまで冷蔵庫で休んでもらいます。出来上がりが楽しみです。