5月18日に整形外科を受診して,骨折直後はレントゲンに骨折箇所は映らないものという事で、右手首下のピンポイントの腫れと圧痛から、舟状骨骨折と診断されました。舟状骨というのは厄介な骨で骨折がつきにくい,ツカナイどころか更に細かいひびが広がる可能性がある,最悪は機能障害が残る場所なのでとにかく固定するという事がセオリーということで、先日アップした通り親指から手首、肘下までギブス固定しました。
先生が見せて下さった本には、全治12週とありました。その後,ネットなどを子供、学生のスポーツ中に手をついて骨折とか自転車が倒れて手を着いて骨折という辞令が載っていて、当然中高生は早く治っていましたが、友人たちもその年だと長いかなぁと言われました。
利き手である右手がギブス固定され、ドアの開け閉め,荷物も持たない,なるべく患部を安静にするという事でしたので,本当に不便でした。包丁も持てない,お箸も使えない、左手でスプーンとフォークを使って食べる時も右手で器を持てないので,器が動かないように押さえるくらいで本当に不自由な事でした。着替えも日常の細かい所で時間をかけて,左手をメーンにゆっくりするのですが,左手にも肘にも,更に肩や背中,腰までだんだんと負担がかかっているのだなと実感してきていましたし、先月末の暑さにずっとギブスが続くとあせもになるかなぁとか、ギブスを外した後のリハビリが大変とか色々と脅しも入って戦々恐々でした。
東京で父の11回目の命日の為の意向ミサ・墓参があり上京。母は毎日『痛い?』と聞いて心配してくれるのだけれど、お昼と夕食は出てくるまで待っているので簡単だけれども定時に2人分を作らなくてはならず・・自宅で一人分を適当に適当な時間にというのとは違う負荷が掛かったものの,母も緑内障が進んでその受診日もあったのでほぼ一週間滞在しました。
『一人の時は一人でできているのに,帰ったら一人でできるかしらねぇ~』『この頃人恋しくなるのよね~』『全然見えない!どんどん見えなくなっている!』なんて言われると後ろ髪ひかれる思いでもあるけれど、自分の骨折のその後のレントゲンを撮ってもらわねば先の事も見えないので自宅に戻って来たのが土曜日。
改めてレントゲンを撮ったら、なんとなんと・・・
ギブス固定をした時に,「二週間後のレントゲンで骨折でなければパンパカパ~ん!なんだけどね」と言われていたのですが
先生ためつすがめつ画像を見て,「骨折箇所が無いのでギブスの必要は無いから外しましょう!」と。
骨折ではなかったけれど,ギブス固定されていたせいもあり、親指も手首も動かすと痛いし,今までギブスに隠れていた所に青タンがあって,腫れもまだあって・・・『捻挫』と診断が変わりました。心細いので親指サポーターをつけることにしました。
足首の捻挫はギブス固定もあるので,この二週間患部を安静にしたのは良かったのだと思います。きっとギブス固定していなかったらかなり無理をして痛みを感じながら動かしたに違いないですし、帰って長引く事になったかもしれませんし・・・。
骨折かというのでギブスという姿をみていた元看護師の友人と土曜日夕方あった時に,
『骨折じゃなくて良かった!本当に良かったね。 手首のその辺りは余程じゃないと骨折しない箇所だけど
あんた、手を付けたという事は頭や肩なんかをとっさにかばえたって言う事だからね。
手を出せなかったら大事になっていたかもしれないんだから、まだ若いんだよ!
本当に良かったよ! 後は少しずつ動かして行けばいいからね」って言われました。なんか嬉しかったです。
ギブス姿を見るとたいていは「年ねぇ」『もう気をつけないと行けない年齢だよ』『もう年だから治りが悪いよ,きっと』
言われ続けていたので,本当に彼女の一言でまた前向きになれました。
お風呂に入った時に少しずつ,そして確実に動けるようになって来ています。勿論
あれ??というような前日無かった赤あざが見つかったり、ねじる動作はまだ無理ですし重いものを持つのは禁止ですが
でも色々なことができるようになって、食べる事も楽しみです。
ご心配頂いた方,お騒がせしました。完全治癒まではもう少しの日にち薬が必要ですが先の予定が見えてきました。