23日の子ども落語寄席を24日付中国新聞(県北)記事にしていただきました。
さて、東日本大震災、大津波によるフクシマ原発事故は大きな問題点を提起し、今も収拾できていません。一方、
<福島県産米>全量全袋検査 生産現場「再考を」 出荷遅れ負担も大きく
東京電力福島第1原発事故後、全量全袋を対象に続けてきた福島県産米の放射性物質濃度検査を巡り、県は2018年度以降の新たな方向性を17年度内に示す方針だ。国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超えたコメは15年産からは全くなく、負担感など現行検査のマイナス面を指摘する声が高まる。見直しを求める生産現場を取材した。(福島総局・高橋一樹)(河北新報)
確かに15年度以降に検査した米は基準値を超える放射能は検出されなかったのかも知れません。しかし、風評被害とだけで割り切れる問題ではないような気がします。検査にかかる費用や手間が膨大なことも理解できます。けれども、いまだに帰郷が叶わぬ避難民がいる現実などから日本国内でも、まして国外では原発事故の影響を懸念する人は多いのが現状です。
検査方法を緩めることが風評被害を取り除くことに役立つとは考えられなくて、検査にかかる費用や手間は全て起因者である東京電力が負担するべきだと思います。ましてその費用を電力消費者に被せるべきではないと思います。
また原発を推進した政府にしても、国民の税金でそれを負担するなど以ての外で、歴代の総理大臣や閣僚が私財で賄い、責任を取るべきだと思います。
電力会社もこのようなケースに至ったことを認識するとともに、原発事故を顧みてコスト面で割に合わないことを認めるべきだと思います。そうなると原発再稼働や新たな建設など出来るはずもありません。