昨日になってもまだもめ事を収束できない大相撲です。それに絡めてこの「じいさん」の明快な解説です。
自民党の伊吹文明元衆院議長は30日の二階派会合で、横綱白鵬関が九州場所千秋楽の優勝インタビューの際、観客に万歳三唱を促し物議を醸したことについては「大横綱だから何でもできると思い上がっているんじゃないか。ちょっと則を越えている」と批判した。
伊吹氏はその上で「内閣は内閣の、国会は国会の則を超えないという気持ちを持ってないと『謙虚さを失った』といわれる」と述べ、政府・与党の政権運営にもクギを刺した。
彼の衆院議員時代、いけ好かないじじいだと思っていた人は結構いたと思いますが、衆院議長になりそして政界引退、やっと物事を冷静に語ることが出来るようになったのでしょう。裏返せば1強と呼ばれる自民党の縛りがいかにきついかという証明かも知れません。
同じように総理を経験した小泉純一郎氏も、引退してから「原発ゼロ」を公言するなど、伊吹氏と同じような冷静さが読み取れます。とかく選挙が付いて回る政治家は、与野党にかかわらず議員であろうとなかろうと、まず自分が人間であることを忘れてはいけないと思います。
もちろん私自身も、いかに「放言」であっても、一人の人間として恥ずかしくない言動を心がけようと思います。