昨日、国立能楽堂で「能と狂言の世界」という催しを鑑賞してきました。それは「JBC能楽部会」主催のものでJBC会員による演能を中心に、プロの方も演じられる能舞台でした。
先ず教科書やテレビで見たことのある能舞台を目の当たりにできたことが嬉しかったです。
(写真は能楽-Wikipediaの能舞台の構造より)
私が鑑賞した演目は 狂言:樋の酒 能:船弁慶 葵上 でした。解説や仕舞もあり4時間近く休みなく演じられるプログラムでした。
狂言「樋の酒」では野村萬斎さんの声を聴いて、直ぐテレビの声を思い出しました。内容も分かり易く、素直に楽しめました。ちゃっかりしている太郎冠者、次郎冠者に対して、ほほえんでいる自分がいました。
能の事は良く知らない私ですが、落ち着いた静かな環境の中、抽象的な世界を、シンプルに静かに演じられる舞台を観ているうちに日常の慌しさを忘れ、空想の世界に遊ぶことができました。
合間を見つけて食堂でお茶も愉しむこともできました。特に休憩時間はないのですが、周りの皆さんがそれぞれの都合にあわせて中座している様子をみて合間を見つけました。食堂では、舞台の様子がテレビで観られるようになっていました。
終了後展示室にも寄り、少しは能の世界を知ることができたと満足して帰宅しました。