加齢を愉しむために

未来に希望を抱けるように生きたいという願望を叶えるために如何に行動すればよいのかを探してみたいと思っています。

薫りと記憶

2007年10月13日 | Weblog
記憶の再生

金木犀の季節になりました。今年は花つきが特別に良く、薫りも深いように思います。

夕刻、木の下で目を閉じ薫りに包まれていたら、遠い昔、寮生活をしていた頃の記憶が蘇ってきました。校庭の梅林の中で梅香に包まれて思い悩んでいた青春時代の心の痛みまでも感じたように思いました。

記憶は嗅覚、視覚、聴覚、味覚、触覚、突発的情報などに刺激されて突然呼び起こされるように感じます。

薫りによって呼び起こされる記憶は沢山あってもそれらは宇宙の中に点在する星のようなものでそれぞれは独立しているような気がします。
なのでその時の状況の中で最も適した記憶が選ばれるのかな~?
そういえば最近思わぬ方からの連絡を受けて学生の頃を思い出していました。




はっと我に返ってみると今現在の自分が庭の掃除をしている。
どちらも私なのに何かぜんぜん違う気もする。
時空を超えた瞬間を経験してもそれが現在とうまく繋がらないのです。
記憶は必ずしも連続とは限らないように思えています。

思い出して心に響くような記憶を沢山創っていくことが充実した人生を
過ごしたことになるのかな~。