フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ミソハギが咲き始めると秋の気配がする

2020-08-26 | 山野草
庭に濃いピンクのミソハギが咲き始めた
この花は盆のころに咲くので、盆花とか精霊花とも呼ばれているて、季節が秋に動きだしたことを印象付けてくれる。
 
 
 
一つ一つの花は小さいのだが、真っ直ぐに立ち上がる姿がシャキッとしていて気持ちがいい
 
 
いつのころか一株だけ買ってきて植えたものだが、それからどんどん庭に広がってきている
しかし、あまり植えすぎるので、最近では適当に間引いている。
 
 
庭の日当たりのいいところに種が飛んでいて、思わぬところにピンクの花が咲きだすこともある。
 
 
日中は夏の暑さが残っているが、木陰では涼しい風が吹き始めた。
 
ミソハギ(禊萩)
ミソハギ科 ミソハギ属
学名:Lythrum anceps
別名:ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)

カリガネソウ 雁が飛ぶ姿に面白い仕掛けが

2020-08-25 | 山野草
東ガーデンでカリガネソウが咲いている。
花の形が独特で美しい
 
よく見ると、花柱と雄蘂は花の上に伸び、その先が花の手前に回り込む形をしている。
これには、面白い仕掛けがあり、花弁に虫が止まるとその重みで花序が垂れ下がり、花柱と柱頭がくっつき受粉するのを助けるとのことだ。
 
 
ところが人間はそんな自然の営みを知るか知らずか、抒情的にカリガネ=雁が飛ぶ姿に見立てた。
 
別名のホカケソウ(帆掛草)のほうが、見た目にはわかりやすいかな。
 
 
中ガーデンのカリガネソウは半日陰なのでまだ咲いていないが、東ガーデンは伐採が進んで日当たりがよくなり、背丈も驚くほど高くなって、沢山の花を着けるようになった。
 
 
雁が群れ飛んでいる美しい姿を思い浮かべてみる。
 
カリガネソウ
 
学名:Caryopteris divaricata
別名 ホカケソウ(帆掛草)
クマツヅラ科 カリガネソウ属
自生地 北海道~九州

イングリッシュローズ ロアルド・ダール

2020-08-24 | バラ

中ガーデンの西側に、暑さと乾燥にひるむことなく、元気に咲いているのが、イングリッシュローズのロアルド・ダールだ。
今年でまだ2年目だが、少し株が大きくなってきたかな

 

デビッド・オースチンでは「ピーチ色」と紹介されている。日本の桃の花の色ではなく桃の果肉の色ということだ。
蕾はアプリコットかな。
咲き進むにつれて色合いが変化するのが面白い

柔らかく重なったカップ型のロゼット咲きが美しい。

赤トンボがやってきて休憩している 秋がやってきたようだ

デビッド・オースチンの紹介文

世界中で愛され続けている作家の生誕100周年を記念して作出した素晴らしいバラです。
「ロアルド・ダール」は、ピーチ色の花を繰り返し咲かせる。

若いつぼみは、本物の桃の赤みを思わせる美しいソフトなオレンジレッド色をしています。
全開すると中輪でカップ型のロゼット咲きになり、ほぼ継続的に花を咲かせます。
繊細な容姿とは裏腹に、過酷な気象条件下でも力強く育つ強健種です。
青葉とダークフルーツのノートを帯びた、中香で心地よいティーの香りを漂わせます。


ツリガネニンジン

2020-08-23 | 山野草
今年もツリガネニンジンが咲く季節がやってきた。盛夏過ぎから庭で目立って来る花だ。
 
 
よく考えれば、「釣鐘」と「人参」との組み合わせが何とも言えないアンバランスなのだが、自然と心に残ってくるのが山野草の世界なのだろうか
 
 
花が釣鐘に似ていて、根が朝鮮人参に似ていることから名づけられたという。
 
 
ごく小さな薄青い小さな鐘状の花の先から、雌蕊が突き出している姿が愛らしい。
 
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
 
キキョウ科 ツリガネニンジン属
学名: Adenophora triphylla var. japonica 

ホスタ・フレグラントドリームとステンドグラス

2020-08-22 | ホスタ

ホスタ・フレグラントドリーム

黄色の葉に白の覆輪がある美しいホスタだ。

フレグラント=fragrant→芳しい、芳香のある、文字通り花からはいい香りが漂ってくる

中央階段を降りたところに咲いている。丁度今が盛りだ。

花穂の姿も優雅で美しい

よく似た感じなのだが、こちらはホスタ・ステンドグラス

黄色の葉に、これは緑の覆輪がある。森の樹木の下でステンドグラスのように輝いてくれる。

これもいい香りがする。

この二つのホスタは、緑が濃くなる夏の緑陰の小道を明るく照らしてくれる。