フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

6月のアダージョの森

2016-06-14 | アダージョの森

5月の晴天続きでカラカラに乾いていたアダージョの森も慈雨にあたりしっとりとしてきた。

森の中に、うっすらとしたピンクのヤマボウシの花が咲いた。数年前にヤマボウシは耐陰性があるので、まぁいいかと思って植えてみたが、全く花が咲かなかったものだ。
今年はようやくまとまって花をつけてくれた。

畑の端で育てていたオルレイヤが今年はぐっと広がってきた

アヤメとオルレイヤ

昼の雨が上がり、庭に光が差し込んできた


ご夫婦が作る手入れの行き届いた庭

2016-06-13 | 庭探訪

今日は、細かい雨が降っているが、大泉にある「グリーングラス」の庭を訪問した。

「グリーングラス」は八ヶ岳南麓の深い森の中にある。

門を入ると、驚くような花園が広がっている。 中央にハウスまでに至るアーチがあり、各種のつるバラが絡まっている。左側は、ミニログハウスがあり、可愛いい人形のおうちだ。

左側は手入れの行き届いた芝生になっている

オルレイヤとテマリシモツケの配色がいい

ジギタリスが見事に育っている。

全体として、けばけばしさとかぎらついた感じはない。空間を花で埋め尽くすというのではなく、植栽が抑制されていて、落ち着いた雰囲気がある。

ブルーベルさんが作ったハンギングバスケット バラのパーゴラに静かに浮かんでいる

珈琲とシフォンケーキをいただきながら、ご夫婦と庭談議に花が咲いた。
このテーブルやパーゴラ、ログハウス、ベンチはすべてご主人の手作りだ。奥さんがこういう形の物を作ってほしいというと、ご主人が作り上げるという。 

夫婦お二人が作り育てている庭である。


群馬県前橋からの来客

2016-06-12 | アダージョの森

6月になるとアダージョの森は深い緑に覆われる。

森の中は薄暗くなるが、そんな中でもデッキの南側に生えているクレマチス・モンタナ・ジェニーカイが満開の花を咲かせている。

西側の入り口に生えているヤマボウシも満開となった。

昨年末に大きなコナラを伐採したのでHarmony Gardenも少し日当たりが良くなった。

ニッコウキスゲ

今日は、群馬県前橋で「花いっぱい運動」に取り組んでおられる方たちを迎えた。近隣府県の色んな庭を巡り、地域での「花いっぱい運動」に役立てたいとのことである。
アダージョの森をゆっくりと案内する。マイヅルソウの群落やコアジサイの花の甘い香り、様々なホスタ、爪楊枝に使うクロモジなど、雑木林のナチュラルガーデンを愉しんでいただいた。

お話を聞くと、前橋は榛名山と赤城山に囲まれた盆地で夏の暑さは非常に厳しいとのこと。驚いたのは、「清里」と冠した「清里公民館」があるとのことだ。
北海道の清里は知っていたが、群馬県にも清里があるのは知らなかった。人と人との交流というのは、こんなことからもできるものだ。 

 


庭の草刈が大変だ

2016-06-11 | アダージョの森

6月になると庭の草が驚くほどの速さで伸び始める。あれよあれよと言っているうちに草だらけだ。
娘がやってきて、今日は朝から一緒に庭の草抜き作業を手伝ってくれた。

アダージョの中には、「普通の雑草」(これも語弊があるが)以外にも、しつこいフジやクマザサ、また、樹木の小さな苗などが無数に生えてくるので
それらを除去するとなると、一筋縄でいかない。 1本1本手で抜くもの、刈りこみ鋏で刈るもの、草刈機を使うものなど、場合によって使い分ける。

ついでに曲がってしまったレンガの通路を 並べ直す作業をする。

ホスタの葉の上で、アマガエルがのんびり休んでいた。

 


アダージョの森の花たち レンゲツツジ

2016-06-03 | 森の植物 ラ行

八ヶ岳高原の初夏を朱色に染めるレンゲツツジが咲きはじめた。

レンゲツツジ ツツジ科 ツツジ属 学名:Rhododendron molle subsp. japonicum

落葉樹だが、同じ落葉性のヤマツツジよりも、常緑性のシャクナゲに近い仲間である、と言われている。

蕾が蓮華=蓮の花に似ていることから名づけられた。

有毒植物なので、牛や馬の放牧地でも食べられないで残っている。

見える角度によっては淡い色合いになる。