今日は少し寒さも和らぎ過ごしやすい。新聞を取りに庭に出ると、黄色の寒菊が片隅に咲いていた。
コーヒーを飲みながらゆっくり新聞を読む。朝日社説から
~朝日新聞が識者アンケートで選んだ「ゼロ年代の50冊」の1位はJ・ダイアモンド著の「銃・病原菌・鉄」だった。社会の豊かさの違いがなぜ生まれるのかを、最後の氷河期が終わった1万3千年前からの人類史をひもといて論じたものだ。 ダイアモンド氏は「銃……」の続編の「文明崩壊」で日本を取り上げ、先進国の中でも人口密度の高い社会が維持されてきた理由を、恵まれた自然と地勢、江戸時代に森林を管理、再生させたことなどによるとしている。
名古屋であった「地球生きもの会議」を機に、この列島の森や海が、世界でもまれな生物多様性に富んだものであることが再認識された。 最後の氷河期が終わったころ、日本は縄文草創期である。縄文人は豊かな自然の中で、鋭利な石器を削り、世界で最古級の土器をつくった。 斜陽の気分の中で思い起こすべきなのは、私たちはなお恵まれた環境にいるということだ。知識や社会資本も十分に蓄えられている。それらを土台に何か新しいものを生みだし続けていく。そうすれば、これからも世界で役割を果たしていけるだろう。 ~
「江戸時代の森林管理」「この列島の森や海が、世界でもまれな多様性を持っていること」「縄文人は世界で最古級の土器を作った」との言葉が心に残る。アダージョの森の里山の再生、八ヶ岳西麓の尖石遺跡が浮かんできた。
午前中は読書で終える。
午後から、図書館へ行く。今日は年内最後の開館日だ。奥のテーブルに受験生がひしめいていた。自宅では気持ちが集中しない事情があるのだろう。受験生に混じって初老の男性が、勉強している姿もあった。
残念ながら藤沢周平「漆の実のみのる国」の下巻がなかった。下巻を読むのは当分お預けになってしまった。オールデイズのCDを借りて車のHDに保存しよう。聞きたいとは思わない曲もあるが、選択するのも面倒くさい。
車のガソリンを満タンにする。あれ、先日までこの店はL=126円だったのに、今日は128円に上がっていた。酒の量販店で、正月用のビール、日本酒、ワイン、焼酎と一式買い込む。しかし、いつまでもnon stopで飲み続けていいものかな。
帰宅後は夕方まで、フルートを練習しておこう。昨日吹いたおかげで、今日は、少しマシな音が鳴ってくれた。一日休むと駄目になるのがよくわかる。音出し、「毎日の練習」NO1、NO7、NO4をやると1時間かかった。アルテ17課NO2の曲、テンポとリズムがなかなか合わないので今日も苦労する。続いて18課の変え指の練習をする。NO3までさらっと流しておく。
夕食後も、焼酎のお湯割りをちびちび飲みながら、本を読んでいると、つい、うとうとしてしまった。穏やかな師走の一日が終わった。
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