中庭の花壇にはホトトギスが一面に咲いている。深い紅色というのかな、もう少し紫がかっているので、臙脂色というのだろうか、この色合いをどう表現すればいいのかわからない。
この花が庭に広がると、秋が深まってきたなとしみじみ思わされる。派手さはなく、花も小さいので地面の土が透けて見えるのが、花々が枯れて勢いがなくなってきたことを実感させるからかもしれない。
この花の品種なのだが、タイワンホトトギスと思っていたが、タイワンホトトギスは台湾や日本の西表に固有に生息しているホトトギスであり、色合いがもう少し青っぽいようだ。
それでいろいろ調べると、下記のサイトに出会った。
http://mikawanoyasou.org/data/taiwanhototogisu.htm
「タイワンホトトギス・・西表島より南の南西諸島~台湾に自生。日本で園芸用として栽培されているものは、日本固有種のホトトギスとこのタイワンホトトギスの交雑種が多いとのこと。」と書かれている。
ということから、アダージョの森で咲いているのは、園芸的に作られた交雑種のようなので、タイワンホトトギスと呼ぶよりは、ホトトギスの園芸種と呼ぶ方がいいのではないかと思う。
ホトトギスについて詳しい方、是非、ご教示願いたい。
これは秋の初めの、咲きだしたころの花と蕾
コナラの木の下の花壇では一面に咲いている。
ホトトギス
ユリ科 ホトトギス属
学名:Tricyrtis hirta
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