フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

小さな室内楽コンサート

2012-09-15 | フルート

八ヶ岳の東側に、八ヶ岳と同じよう長い裾野を引いている茅が岳 (1,704m )がある。その南側の町が明野である。葡萄などの果物とヒマワリで有名な町だ。今日は、そこにある明野総合会館を訪ねた。私がフルートを習っている、鈴木先生ご夫妻のフルートコンサートがあるからだ。天井の高いロビーでコンサートがあった。日ごろから明野の図書館を愛好されている方々が中心になって、この演奏会「きいてけし♪室内楽コンサート」が企画された。ロビーの特設会場は超満員と言う盛況だ。入場料は500円という、演奏されている方には申し訳ないほどの料金だ。

フルート、アルトフルートにピッコロ、オカリナ、チェロとシンセサイザーの合奏である。演奏は、テレマンの「トリエット」で華やかに始まった。続くバッハの「トリオソナタ二短調」は、4楽章構成の変化の多い曲で、ラルゴに続くヴィヴァーチェの二本のフルートの掛け合いが美しかった。

チアルディの「ロシアの謝肉祭」は、これまた凄い曲で、有名な「ベニスの謝肉祭」よりも、技巧的には難しいのではないか。鈴木先生の超絶技巧が光った演奏だった。

アルトフルートの深い響きが美しい「里の秋」。

全員で演奏した「グリーンスリーブズ」は曲の堂々とした出だしがよく、いつも聴く「グリーンスリーブス」とは違った曲に聴こえた。今回の企画は、これからもシリーズとして続けられていくとのことで、今後の発展が楽しみだ。

演奏会が終わってから、Pjmamaさん宅を訪れた。ドイツに行かれていた友人が「アルペンローゼ」の種を買ってきてくれたというので、そのおすそわけをいていただいた。果たしてスイスアルプスの3000メートルの高地に咲くツツジ科の花を八ヶ岳で咲かせることができるであろうか。失敗覚悟でやってみよう。

久しぶりに会ったジャスパー君は、走り回るやら、抱きつくやらと大喜びで迎えてくれた。長坂の田圃は稲の刈り入れが始まっていた。


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2 コメント

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Unknown (カタナンケ)
2012-09-17 22:17:37
ジャスパー君も お客様が大好きなのですね、、
里の秋に ふさわしい音色が 響き渡ったことでしょう~しみじみ 聞いてみたいです~
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音楽の秋 (山栗)
2012-09-18 08:03:53
カタナンケさん、いよいよ音楽の秋になりましたね。八ヶ岳では、ペンションや酒造の蔵、レストランなどでもいろんなコンサートがあります。
10月20日の、チェンバロ・フルート・リコーダーの「ミューズの調べ」コンサートはいかかでしょうか?
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