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フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

残雪の蓼科山(2530m)に登る

2013-05-28 | 山登り

昨年の5月に日本百名山の一つ蓼科山に登ろうとしたが、冷雨が降る悪条件だったので登るのを断念した。今回はそのリベンジをしよう、ということになった。私は若いころに一度この山に登ったことがある。今年は例年になく梅雨入りが早く、今日は関西地方が梅雨入り宣言した。(例年より10日早い)今回も天候は必ずしも良いとは言えない。メンバーの一人が膝を痛めたので、麓の観光を楽しむことになり、一緒に登るのは5人になった。

10時過ぎ「七合目登山口」に着いた。装備を整え記念写真を撮って、20分からゆっくり登り始める。

登り始めて30分ほど過ぎたころから、谷筋の登山道は雪が残っていて、雪渓登山となった。

11時35分「蓼科山荘」着。

山荘前広場からは、雪に覆われた頂上あたりを望むことができた。

山荘から頂上への道は、ザイルが通してあって、それを目印に雪山を登ることになる。夏ならこの道は巨岩が重なってそれはそれで歩き難い道だが、今は雪で覆われているので、歩きやすいともいえる。アイゼンを付けていないので、一歩ずつ踵でステップを刻みながら登る。

山頂直下に「蓼科山頂ヒュッテ」があるが、営業していなかった。

その横を通過して、12時30分過ぎ、標高2530mの頂上に着いた。頂上には、私たち5人のほかは誰もいなかった。

運よく日も射してきて、空が明るくなってきた。南の方八ヶ岳が良く見えたので、一同大いに喜んだ。

記念撮影をしながらしばらく眺望を楽しんだ後、下山する。頂上からの雪道の下山は、ずるっと滑って尻もちをついたり、雪を踏む抜いたりして、思いのほかてこずった。蓼科山荘で小休止した後、どんどん下っていく。雪道の下りは、慎重に歩かなければ、気を抜くと尻もちをついてしまう。

14時40分、「七合目登山口」に戻ってきた。

下山後は、観光をしていたメンバーと合流して、「尖石温泉縄文の湯」で汗を流した。泉質はナトリウム泉で湯船につかるとすべすべした感触がいい。しかも、入浴料は400円とリーズナブルなのに驚いた。(北杜市では700円だ)その後、一行は長坂の「きらら」で食材を買って、我が家での「大反省会」となった。


千早赤阪村 水仙の里~河内長野 延命寺を歩く

2013-03-04 | 山登り

今日は昼から、ご近所のNさんご夫婦と、千早赤阪村~河内長野のハイキングへ行った。
「水仙の里」に行ったことがありますか、と訊かれて、私たちは無かったので、連れていっていただくことにした。

車で30分ほど行くと、「千早赤阪村道の駅」についた。そこから10分ほど歩くと、小高い丘の法面に一面に水仙が咲いている。

もう終わりに近かったので香りがやや衰えていたが、付近を歩くと、ほの甘い香りが漂ってきた。こうした水仙の育て方はなかなか面白いので、八ヶ岳のアダージョの森でも、試してみようと思った。そういえば昨年は、水仙の球根を植えなかったので、今年は忘れずに植えることにしよう。

その後、「南木神社」を通って「金山古墳」(河南町)まで歩く。この「金山古墳」は全国的にも珍しい「瓢形双円墳」だ。6世紀後半から7世紀初頭のものと想定されているが、埋葬者はわからない。

その後、紅葉で有名な河内長野の延命寺に車で行く。夕方近くになった境内はひっそりとしていた。樹齢1000年とも言われる巨大カエデ「夕照もみじ」がある。

さぞかし紅葉のシーズンは観光客でにぎわうであろうが、今は、葉を落として裸木だけだった。次回は是非、紅葉の時期に訪れようと思う。

 


当麻寺まで新春ハイキング

2013-01-10 | 山登り

 今日は、ご近所のNさんご夫婦から、ご一緒しませんかとお誘いを受け、二上山の東側、当麻寺周辺にハイキングに出かけた。我が家から車で30分ほどのところなので、出発は昼からになった。

当麻寺の直ぐ近くに「ふたかみパーク 當麻」という道の駅があるので、立ち寄る。そこを起点に、花で有名な石光寺(関西花の寺第20番)を経て、

当麻寺に着いた。

本堂から、奥の院へ抜ける道の右側には少し風変わりな寺があった。

當麻寺は、西方極楽浄土の様子を表した「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺である。前身の寺は、聖徳太子の異母弟の麻呂子王によって建立され、その後壬申の乱に功績のあった当麻国見によって7世紀末頃に建立された氏寺とされている。

境内から二上山を望む。

仁王門を通り、

日本最古の街道「竹内街道」を目指す。「竹内街道」は古来より交通の要衡であり、江戸時代以降は伊勢参りや、大峰参詣の人で賑わった街道でもある。

古びた家並みが保存されていて、中ほどには、竹之内集落出身の松尾芭蕉の門人の千里(ちり)にちなんだ、「綿引塚」がある。芭蕉もこの地に何度か訪れ句を詠んでいる。

「野ざらし紀行」の『綿引や 琵琶になぐさむ 竹の奥』という句はここで詠まれたもの、との説明があった。

そこから、近鉄電車の「当麻寺駅」まで歩き、元の「ふたかみパーク 當麻」に戻ってきた。


クロスカントリーコースを歩く (清里フットパスその2)

2012-11-18 | 山登り

昨夜からの雨は朝には止んでいた。外気温は2度だが、風が強いので、寒さを感じる。朝食後、いい天気になってきたので、清里フットパスを歩くことにした。

今日も出発は清泉寮だ。

今回は広大なキープ協会の北側、映画「西の魔女が死んだ」のロケ地にもなったエリアにクロスカントリーコースがあり、そこがフットパスの入口となっている。

自然そのままの森の中に道がついていて、歩いていくと八ヶ岳高原道路のすぐそばまで上り詰めた。

道はそこから下りになる。途中、何の小屋であろうか、小さな倉庫があった。

クマザサの道を歩いていくと、

「展望テラス」という見晴らしのいいところに出てきた。

清泉寮の草地とは全く別の草地で、これまで訪れたことがなかったところだ。テラスからは、霞んでいるが富士山を望むことができた。

その草地に沿って下る道は実にすがすがしい。

標高が高いこのエリアは、紅葉がほとんど終わりに近づいていた。

ほどなく、「キープ・ファームショップ」に着いた。

そこを行くとジャム工房前に出てくる。可愛いジャージー牛の子牛が草を食んでいて、観光客におねだりをしていた。

真っ直ぐ清泉寮に続いている道を登ると、元の駐車場に到着した。1時間少しの、疲れない歩きやすいコースだった。


清里フットパスを辿る

2012-11-13 | 山登り

 今日もいい天気になった。気温も上がってきたので、久しぶりにハイキングに出かけよう。「清里フットパス」というのがあるのを聞いたので、清里駅前の案内所で資料を貰うことにする。応対された方は、親切に色々教えてくれた。チラシ置き場に「清里フットパス」15コースの地図が置かれていた。発行は「清里・八ヶ岳南麓魅力づくり協議会」となっている。それをいただくいた他に、様々な観光資料もいただいた。

15コースのうち、今日は「キープエリア1」 川俣渓谷への小径、2キロのコースを歩こう


出発地点は清泉寮の駐車場だ。10時過ぎに歩きはじめる。清泉寮前の草地では、いくつかの写生グループが、写生を楽しんでいた。

広々とした草地の景色が実にのびやかだ。

そこから、クマザサの道を辿り、ややきつい下りとなる。東沢渓谷へ下りていく。

渓谷の出会いで、吐竜の滝方面(下り)と東沢大橋方面(登り)に分かれていて、私たちは、登りのコースをたどる。

天井岩や黄金岩などと名付けられた巨岩を見ながら渓谷を登る。あたりの紅葉はほとんど終わっていた。水の流れは、ところどころ滑滝になったり、勢をましたり、淵になったりしている。

渓谷にかかる橋を渡る。一度に5人の方は渡らないでくださいとの、注意書きがあった。天狗岩という大きな岩があるところで、東沢大橋まで上り詰める道と清泉寮へ戻る道が分かれている。右側の清泉寮へ戻る道を取る。いきなり急な階段を登るのがなかなかきつい。

それも、しばらく行くと終わり、八ヶ岳を望む平坦なところに出てきた。

そこからは歩きやすい道になって、

ほどなく車を置いている清泉寮前に出てきた。11時20分過ぎになっていた。

1時間余りのウォーキングだったが、途中、一組のご夫婦に会っただけで、静かで、清々しいハイキングを楽しむことができた。これに勢いづいて、「清里フットパス」の全15コースを歩こうかなという、夢が膨らんできた。なかには270分もかかる「羽衣の池・まきば公園コース」というのもあるが、はてさて、どうなるであろうか。