フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

寒い日は薪割りで暖まろう

2012-12-10 | 薪ストーブ・焚火

今日はいい天気になったが、冬型の気圧配置が強まったため、冷え込みがきつい。朝食後いつものハイキングコースを歩くと、南アルプスには深い雪雲がかかっている。

畑の小川にはつららが掛かっている。

デッキの前にかけていた小鳥の巣箱に、シジュウカラがやってきて入ったり出たりと忙しくしている。この家が気に入ってくれればいいのだが。

昼からは、庭に出でる。まだあちらこちらに雪が解けずに残っている。

薪割りをやった。重い斧をしばらく振り降ろしていると、だんだん身体が暖まってきた。運動不足を解消するのにも、なかなかいいスポーツにもなる。一石二鳥だ。薪ストーブは、薪を割って暖まり、ストーブで燃やして暖まり、薪が燃える炎を見て心が暖まると言われている。成程成程。

その後は、部屋の中でフルート練習をやる。アルテ24課ターンのNO3の練習曲をなんとか仕上げたいと思っているのだが、どうも慌てていけない。トリルの終結部を入れるのも上手く決まらないのが悩みだ。その後、バッハフルートソナタBWV1033のAndante~Allegroと「ハンガリー田園幻想曲」Molto Andanteを吹いて楽しんだ。


薪割りをやろう

2012-12-04 | 薪ストーブ・焚火

朝方の雨は直ぐに止んで、いい天気になってきた。午前中は、付近のハイキングコースを1時間ほど歩く。

午後からは、昨日作った薪小屋に薪を積むため、薪割りをやる。家の西側に運んで来た丸太が置きっぱなしになっていたので、それらを割ろう。

薪割りをしばらくやっていなかったので、どうもストライクが上手く入らず、最初は手間取った。そのうちに慣れてくると、作業がはかどってきた。節のある丸太に斧が食い込んでハンマーで叩く。それでも割れないのでチェーンソーで細かく切ってから、ビン頃石のような形に割った。これはこれで意外と火持ちのいい薪になるのだ。やっているうちに汗ばんできた。

4時ごろまでの薪割り作業で、家の西側に乱雑に積んでいた丸太は片付いた。まだまだ割らねばならない丸太は沢山ある。

私が割った薪を新たな薪小屋に運び積み上げるのは妻の役だ。既存の薪小屋からも持ってくるのと合せると、新たな薪小屋はほぼ一杯になった。薪を積むと、あたりに上手く融け込んだ風景が出来上がった。


ピーベリーの味わい、薪ストーブのメンテ

2012-10-10 | 薪ストーブ・焚火

今朝は、また一段と冷え込んできた。外気温は7度、室温は16度だ。かなり寒さを感じる。山の様子を見ようと畑に出ると、八ヶ岳が赤茶けて少し不気味な感じだ。

午前中はフルート練習で過ごす。空気が冷えてきたためか、あるいは私の調子が悪いのか、どうもフルートの音が重いのには参った。ほとんど「バディヌリ」の練習で終わってしまった。

昼からは、久しぶりにKITAHOさんが訪ねてきてくれた。お土産にと珍しい白花タンポポと青紫の実がなるミツバアケビの苗を3本もってきてくれた。このミツバアケビは、食べ終わった実から採れた種を播いたところ芽が出てきたのでそれを育てたとのこと。そんなことができるのですかと、改めてKITAHOさんの興味の強さに驚いた。

先ずは珈琲を飲みましょうか、いい豆をもってきました。と言うので、見ていると自家製の焙煎機及びコンロ、網などとともに、出されてきたのは、珍しく貴重な、パプア・ニューギニア産の「ピーベリー」と言う豆だ。コーヒーの木の枝に一つだけ付く貴重な豆で、形は丸く小さい。普通の豆は2個できて平たい。

それを特製の焙煎機に入れ、キャンプ用のバーナーで煎るのである。右手のハンドルを休みなくくるくると回し続ける。「しんどいことは」と愚問を発すると、これが楽しいんですよ、とのこと。

しばらく煎っているとパチパチと爆ぜ始めるが、もう少し入り続けて出来上がりだ。それを素早く網に移して荒熱を取る。二つの網に交互に入れ替えて、熱を取っていくのだ。


それを、ミールして淹れると、びっくりするくらいにぷわーと膨らむのだ。


カップに注いで飲んでみると、「ウーン」、苦味がなくほのかな酸味とコクがあり、なんとも言えない純度の高い味だった。

その後、お願いしていた薪ストーブのメンテナンス作業に移る。このところ朝の気温が低くなってきたのでそろそろ薪ストーブの出番も近い、先日は煙突掃除を終えたので(やっていただいたが)後は、本体の錆びや汚れを取り除いておく必要がある。

先ずは、800番のサンドペーパーで荒く錆びを落とし、続いて1000番のペーパーをかける。

ガソリンを少し滲みこませたタオルでこすって汚れをふき取る。その後に、「rutland」のストーブワックスを塗り込むと漆黒の輝きが出てきた。

なんでも自前でやってしまうKITAHOさんの技には、うならざるを得ない。これで薪ストーブの火の美しさを思う存分味わうことができる。

その後、庭づくりの話やもろもろの話をして、4時過ぎに、BMWの轟音を鳴らして帰って行った。

今夜の夕食はおでんでも作ろうかと煮込んでいると、

Sさんご夫婦がやってきた。私が一人でいるからと、わざわざ、栗ご飯と白菜の浅漬け、それにツヤツヤのトマトをもってきて下さったのだ。これはありがとうございます、と喜んでいただいた。ひと風呂浴びたころ、おでんの具材に一通り火が通ったので、夕食を食べることにしよう。おでんは、未だ味が浅いが、クリご飯がビールの美味しいアテになった。


煙突掃除だ!薪割りだ!

2012-09-29 | 薪ストーブ・焚火

今日は朝から、頼りになる煙突掃除3人組がやってきた。台風17号と18号がダブルでやってきているのに、今日は幸運にも、いい天気になった。我が家に到着するや否や、休憩することもなく、ただちに「やりましょう!」と煙突掃除を始めるではないか。我が家の煙突掃除は去年に経験しているので、極めて手際がいい。用意していたロッドをつなげ先にワイヤーブラシを装着する。ロッドはフレキシブルなので、曲がっている煙突も楽々入っていけるのだ。

ずは、ストーブに直結している煙突を外す。最下部から一つ上の煙突を上部にスライドさせると、最下部の煙突を外すことができるのだ。

その後にナイロン袋をガムテープでくくりつける。

屋内に一人が残り、屋外の二人は、するするすると屋根に登り、煙突頂上部の蓋を外して、そこから、掃除用具を入れる。後は、ごしごしこすって煙突内の煤を落とす。

はというと、「成程、フムフム」とただただ感心して見守るだけである。それではあまりにも情けないので、外した煙突や頂上部の蓋の煤を落とす作業をした。煙突を外した薪ストーブの上部にも煤が溜まっているので、掃除機と専用ホースを使って奇麗に掃除してくれた。

煙突掃除から出てきた煤は、去年の半分ぐらいだった。それでも、煤は溜まっていたので、やはり煙突掃除は毎年やるのがいいということが分かった。煙突掃除のついでに、屋根の庇にできていた蜂の巣もロッドを使って、落としてくれたのはありがたい。

外した煙突などを装着して、部屋の掃除をすると、全ての作業は終了だ。この間1時間弱で終わってしまった。その手際の良さに、ただただ驚くだけである。

煙突掃除が終わると、続いて「薪割りをやりましょう!」となった。薪割りをやってくれるときいていたので、昨日までに、薪小屋前にたっぷりと丸太を運んで置いたのだ。それらが、次々と割られていく。薪小屋に積んでいた薪は、ガレージ内の薪置き場に運んで積み上げる。冬を前にしてたっぷりの薪を見るのは、心がうきうきしてくるではないか。

薪小屋の下のタルキが重みに耐えかねて、折れてしまっていたので、3人がかりで、底板を持ち上げ、その下にブロックを2個挟みこむ。これで、薪置き場の耐久性が高まったのが嬉しい。

それらが終わってようやく昼食となる。その昼食も用意してくれていた。まずは、韓国風冷麺、トマトキムチがトッピングされている一品だ。

山芋のキムチがコリコリして美味しい。

次に出てきたのは「うどん餃子?」。何かなと思っていると、餃子の具にうどんを細かく切って、ハンバーグ風に焼いたものだ。これが不思議な味と舌触りだったので、「旨い!」と大好評だ。

昼食を食べると、「腹コナシをしなければ」と、またしても薪割りをやってくれた。今度は家の西側に積んでいた丸太を割ってくれるのだ。軽々とどんどん薪が出来上がっていくのが嬉しいではないか。

それを、薪小屋に運んでいくと、薪小屋は、ほとんど満杯になった。これだけのことを、ひたすらやってくれる彼らには、ただただ感謝する、ことしきりだ。

私は、その横で、炉に火を入れる。

薪割り作業が終わったら、そろそろ夕食に取り掛かろう。炉端においてあるかまどに炉の火を移し、そこで秋刀魚と焼き鳥を焼く。ほどなく、あたりは、秋刀魚の油が滴って、美味しい香りが漂ってきた。それらをアテに、いつ果てるともしれない炉端宴会が続いたが、さしもの3人組も、酔いが回ってきところでお開きとなった。


秋は炉端で夕食を

2012-09-20 | 薪ストーブ・焚火

今日も絶好の庭作業日和だ。朝食後は早速庭に出る。「せせらぎ」に沿ってサラシナショウマが長い穂を揺らしている。顔を近づけると、甘い香りがする。

庭の南側にはびこっている、フジやクマザサ、下草を草刈機でどんどん刈る。足元には、色んな、茸が顔を出してきた。

名前は知らないが、見た目には食べることができるようなのだが、やめておこう。

草刈機で刈り残したところは、面倒だが、刈りこみ鋏で刈る。

大分すっきりしてきた。荒れ放題だった庭も、このところの手入れで、大分落ち着いてきた。代わりに整理した枝や伐採僕が山のようになってきた。

夕方から、この枯れ木を燃やして、炉で焚火をする。

その火をかまどに移し替えて、その上で秋刀魚や畑の野菜を焼く。

秋刀魚の油が落ちて旨い香りがしてきた。焼き上がったので夕食にしよう。戸外で食べる食事は、文句なしに旨い。採れたてのナスビ、ピーマン、ジャガイモは、焼くと一段と甘みが増して美味しい。庭はすっかり秋になってきた。