オーストラリア 1-0 ギリシャ
得点)スココ
HOME)オーストラリア
ヴィドゥカ
ブレシアーノ
ステリョフスキ
スココ
クリナ
グレッラ
チッパーフィールド エマートン
ニール C・ムーア
カラッチ
AWAY)ギリシャ
サマラス カリステアス
カツラニス ジャンナコプーロス
カラグニス バシナス
フィッサス セイタリディス
デラス キルギアコス
ニコポリディス
<敵情視察>
日本代表の選手・スタッフらも福島の宿舎できっと見ていたであろうこの試合。
開始から圧倒的なオーストラリアのペースで試合は進む。
ギリシャは中盤とディフェンスライン間にぽっかりとできてしまったスペースを突かれて劣勢に立たされる。
そして、オーストラリアは左CKからヘディングで繋いだボールを、ペナルティーエリアの外からスココ(ウィガン)がダイレクトで左足ボレーを決めて先制!!
この後も、オーストラリアが攻めるも追加点は奪えず、そのまま1-0で試合終了。 ギリシャは全くいいところがなく、オーストラリアが危なげなく勝利した。
この試合を見て日本が注意すべきと思ったのは、まずヴィドゥカ(ミドルズブラ)のポストプレー。
ヴィドゥカにボールが入ると、ブレシアーノ(パルマ)、ステリョフスキ(バーゼル)、スココ、クリナ(PSV)らが一斉にトップスピードで上がってくる。 体とは似つかわず、柔らかいコントロールと正確なワンタッチパスを持つヴィドゥカが、オーストラリアの攻撃の第一段階とフィニッシュを担っている。 まずはヴィドゥカに簡単にボールを入れさせないことが先決だろう。
そして、ブレシアーノのドリブルとプレスキックにも注意が必要だ。
怪我がちでパフォーマンスが不安定なキューウェル(リバプール)よりも、積極果敢なドリブルと豊富な運動量を持つブレシアーノの方が日本にとっては厄介だ。 フィジカルも強く、FKとCKではキッカーを務め、精度の高いキックを蹴ってくる。
<弱点と展望>
その他感じたことは、中盤はグレッラ(パルマ)がほとんど一人で支えているということ。
スココとクリナの守備意識が低く、左右のSBの攻撃意識が非常に高いため、中盤で相手の攻撃をブロックする役割の全てをグレッラ一人に任せきってしまっている。 そのため、前線と中盤の間にスペースができてしまい、そこをギリシャに突かれて何度かピンチを招いた。 中盤にケイヒル(エバートン)が復帰すれば変わるかもしれないが、ここは狙い目だ。
そして、もう1つ狙い目なのはGKだ。
カラッチ(ACミラン)は2mと長身だが、ハイボールに強くないし(処理が甘い)、キャッチングやパンチングなどの精度面で全てが不安定。 正GKのシュウォーツァー(ミドルズブラ)との実力差は相当大きい。 シュウォーツァーは鼻を骨折して以来少し精彩を欠いていて、それがヒディングのGKのチョイスを悩ましているようだが、もしカラッチが出場すれば日本にとってはかなり有利になると言ってよい。
また、オーストラリアのディフェンスは縦に滅法強いが横の揺さ振りに弱く、スピード勝負なら日本に圧倒的に分がある。 常にデイフェンスラインの裏を狙う、大黒と柳沢がオーストラリア相手には向いていると思う。
先日、ジーコはオーストラリア戦を「3バック」で戦うことを明言していたが、やはり「4バック」の方がいいと思う。
3バックだと、ポジション的に坪井がキューウェル(またはブレシアーノ)、中澤がブレシアーノ(またはステリョフスキ)を見ることになり、ヴィドゥカをフィジカルと高さに不安が付きまとう宮本が見ることになってしまう。 このミスマッチを防ぐためにも、4バックにしてヴィドゥカに中澤をつかせて、宮本にはそのカバーに専念させるのが良策だと思う。
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