日本 0-0 スコットランド
HOME)日本
久保竜彦
玉田圭司
小笠原満男 遠藤保仁
小野伸二
福西崇史
三都主アレサンドロ 加地亮
宮本恒靖 中澤佑二
川口能活
交代)中澤佑二 → 坪井慶介
久保竜彦 → 巻誠一郎
遠藤保仁 → 佐藤寿人
AWAY)スコットランド
J・マクファデン
マッカローク ティーレ
フレッチャー
セベリン
ネイスミス マーティー
アンダーソン ウィア コルドウェル
アレクサンダー
<不完全燃焼 ジーコジャパン国内最終戦>
試合後、スコットランド代表のウォルター・スミス監督が語った、
「40時間前に試合をしたばかりで、かなり難しい試合となった。 守りに照準を合わせての試合となったが、うまく守り切り、引き分けに持ち込め優勝できたことはよかった。」
というコメントから、彼らがこの試合を「プラン通り」に終えたことがわかる。
自陣に引いて守りを固めたスコットランド。
セルティク、ハーツという今季のスコットランド・プレミアリーグの上位2チームに所属する選手を欠き、2008年のEUROまで準備期間が多く残されている彼らにとって、この試合はあくまで「テスト」。 その「テスト」で、「アウェイで引き分け、優勝」という結果は十分なものだったのだろう。
後半、日本は攻めた。 スコアや状況、試合展開はエクアドル戦を思わせるものとなった。 また、「最低引き分けで、結果として優勝したい」というスコットランドの意図と、「大の苦手のアウェイで結果を残したい」というエクアドルの意図は同じベクトルのものだったと思う。
しかし、日本にとっては同じ「攻めた」でも、佐藤寿人のゴールで勝利したエクアドル戦は「終始攻めて、相手の守備を打ち破った試合」。 ゴールを決められなかったスコットランド戦は「終始、相手の手の内に踊らされただけの試合」と、ゴールを決めるか決めないかによって試合の印象と総括は大きく変わってしまう。
キリンカップはあくまで親善試合で、結果に一喜一憂するものでもないが、 「2軍の2軍」(ブルガリア戦は「2軍の1軍」)のスコットランドに対し、結果を残せなかったのは残念だ。
「仮想オーストラリア」には程遠かったかもしれないが、いくつか注意すべき点は見つかった。
1つは空中戦。 前半何度か対処に怪しい場面があったが、それはオーストラリア戦でも避けられないだろう。 空中戦において宮本のところは大きな穴となる。 この試合では中澤が宮本の守備範囲までカバーしてなんとか防いでいたが。
また、前半にロビングのクロスボールを左の三都主と右の加地が入れるシーンが多く見られたが、やはりこれでは可能性がない。 スコットランド、そしてオーストラリアよりも高さで劣る分、スピードとテクニックで勝る日本は、クロスではなくドリブルとワンツーで引いた相手を崩すべきだ。 クロスも「ロビング」ではなく、「低くて速い」ボールを入れる方が得策だろう。
確かに、「グラウンダー」のパスはカットされるとピンチに繋がりやすいため、カウンターの危険性が少ない「安全牌」であるサイドからのクロスを送りたくなる気持ちもわかるが、ここはリスクを犯してチャレンジしてほしかった。
なぜなら今回の試合は、ジーコが試合後に、
「今日の結果如何に関わらず、もう頭のなかにメンバーは描けている」
と語った通り、監督の首も、メンバーの選出にも影響しない「親善試合」だったのだから。
ホーム最終戦、埼玉スタジアムに降り注いだ雨がジーコジャパンの未来を暗示したものでないことを祈る。
以下は、「スコットランド側」から見た報道を載せておきます。
イギリス・BBC
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/internationals/4765811.stm
イギリス・Sky Sports
http://home.skysports.com/list.asp?hlid=386986&CPID=219&clid=115&lid=7&title=Scots+secure+Kirin+Cup
その他のスコットランド戦詳細レポートは、
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