◯グループD
メキシコ イラン アンゴラ ポルトガル
順当に第1シードのメキシコとポルトガルが抜けそうな感じがするグループ。
注目は初戦の「アンゴラVSポルトガル」の「旧主国VS植民地」の対決。 多くの選手がポルトガルでプレーするアンゴラ代表が波乱を起こせるか。 ポルトガルは日韓大会ではアメリカに、EURO2004ではギリシャに負けるなど、初戦につまづく傾向があるだけに注意が必要だろう。
イランは主力の多くがドイツでプレーしているため、環境面での慣れはアドバンテージとなるかもしれない。 しかし、やはり波乱を起こせるだけの潜在能力がイランとアンゴラには感じない。
(フェリペ・スコラーリ監督)
◯グループE
イタリア ガーナ アメリカ チェコ
今大会「第2の死の組」がこのグループ。
リッピ監督になって攻撃的サッカーへと変貌し、もはや「カテナチオ」は死語となったイタリア、エシァン(チェルシー)、アッピアー(フェネルバフチェ)、ムンタリ(ウディネーゼ)らを擁する強力な中盤を持ち、身体能力に秀でるガーナ、ネドベドが復帰濃厚で陣容が整ったチェコ、多くの選手がプレミアやブンデスでプレーし、組織的なチームに仕上がり「サッカー不毛の地ではなくなった」アメリカの4チーム全てに突破の可能性がある。
ここ最近の国際大会は全くいいところがないイタリア。 2、3年前は世界のサッカーの話題の中心にいたが、今は日本でも取り上げられることがなくなってしまった「ローマの王子様」トッティにとっては世界的スターになる最後のチャンスとなるだけに期待したい。
チェコはどうしてもネドベドの出場如何によってしまうところが大きい。 カンナバーロやザンブロッタ、ブッフォンら同僚との対決はおもしろそうだ。
(リッピ監督)
◯グループG
フランス スイス 韓国 トーゴ
W杯ヨーロッパ予選でも同組だったフランスとスイスがまたも激突!! 2戦引き分け、とフランスに負けなかったスイスの勝負強さが本大会でも発揮されればスイス突破の可能性が高い。 予選では見られなかったは「アンリVSセンデロス」のアーセナル対決が個人的注目!! ドメネク政権でプレーするモチベーションが低下しているジダンのコンディション次第な部分があるが、前回の雪辱を是非果たしてもらいたいところ。
こちらも「旧主国VS植民地」の構図となる「フランスVSトーゴ」もおもしろそうだ。 全くの未知数で、自分も試合を見たことがないトーゴのプレーぶりは楽しみだ。
「お隣り」韓国にも十分に突破の可能性があるが、本大会でのアドフォカートの采配は「彼のみぞ知る」の部分があるのであまり期待はできないと思う。
(アドフォカート監督)
◯グループH
スペイン ウクライナ チュニジア サウジアラビア
「波乱」が最も起きなそうなグループ。 何が起こるかわからないスポーツであるサッカー、そのW杯では、もはや「波乱が起きて当然」の部分があるが、このグループに関しては「波乱」は考えられない。
ただ、日本で「チュニジア同組待望論」が起こっていたが、4年前のW杯や2年前の親善試合のチュニジアと現在のチュニジアは比較にならないほど強くなっている、ということは言っておきたい。 ロジェ・ルメールが監督になり、所属選手も海外でプレーするようになったチュニジアのチームとしての成長はコンフェデやアフリカ予選を見れば明らかだ。
アジア予選を首位通過、アル・イテハドがACL優勝と、「アジアの盟主」の地位を取り戻しつつあるサウジアラビアだが、前回大会は「アジアサッカーの恥」とも言える大敗をドイツに喫してしまっただけに、今回の奮起を期待したい、というよりも「2010年のアジア枠」のためにも頑張ってもらわないと困る、というのが本音だ。
(スペイン・アラゴネス監督)
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