『帝戦 BAD BLOOD』
帝戦 BAD BLOOD(2010年香港)
監督 デニス・ロー
脚本 デニス・ロー
出演 サイモン・ヤム
アンディ・オン
バーニス・リウ
ション・シンシン
ケン・ロー
チャーリー・チャン
チョン・シウファイ
ラム・シュー
■ストーリー■
ギャング団のボス、アンディ・ロクが偽札の原板を持ったまま逮捕され、その後、銃殺刑となるのだった。アンディが死ぬ前に、娘のオードリーと、弁護士ピーターが立会い、遺言を作成していた。遺言は、アメリカにいるオードリーの弟ジェイソンが来てから開封するように言い残されていた。
遺言には、オードリーとジェイソンに財産を譲ると書かれていた。ロク一族はオードリーとジェイソン以外はギャング団となっており、次期ボスになったファンキーをはじめ残りの者たちは、その遺言に不満をつのらせるのだった。そんなとき、弁護士のピーターがビルから飛び降りて死亡する事件が発生するのだった。また、出かけようと車を出そうとしていたジェイソンが爆殺されてしまうのだった。
オードリーは、売春婦の子として組織の中で低く見られていたカーフを仲間に引き入れ、組織との争いを始めるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
サイモン・ヤム、アンディ・オン、バーニス・リウ出演、デニス・ロー監督の香港ノワールアクション。
組織のボスが残した遺産をめぐって、血を血で洗うような壮絶な殺し合いが始まります。
組織の次期のボスに選ばれたサイモン・ヤムが悪いヤツなのかと思って観ていたら、ジェイソンの車が爆発するあたりから、バーニス・リウが徐々に表に出てきて、次から次へと組織の人間を殺していきます。
とにかく、味方と思わせて使ったあとはすぐに殺しまくりで、全編、登場人物が死にまくり!!最後まですっきりしない感じで、みんな死んで終わり!って、さすが香港映画って感じです!!香港映画ファンなら、大喜び出来る展開かも??
ところで、登場人物たちが、みんなカンフーの使い手で、ボスになればなるほど強いって、香港映画っぽさ全開っていうのもポイントが高いです!!
一族の中で堅気なバーニス・リウも最初は清楚なお嬢様系な感じで登場してきたのに、髪の毛を切るあたりからだんだん、変わっていって、最後ではまるっきり違うキャラクターに変身していました!
「そんなに強いなら、アンディ・オンを味方にしなくても良かったのでは??」って思わず突っ込んじゃいました!!いや、観てる人のほとんどが、突っ込んじゃうはず!!
同じくデニス・ロー監督のノワールアクション『血戦 FATAL MOVE』(2008年)も組織が壊滅するまでを描いていましたけど、こういう作品が好きなんでしょうかね??
久々の香港ノワールなので楽しく観れました! 60点
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帝戦 ~BAD BLOOD~ [DVD] |
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アメイジングD.C. |
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