『盗撮』
LOVE & MURDER(1991年アメリカ)
監督 ハワード・H・スターン
脚本 ハワード・H・スターン
出演 トッド・ウェアリング
キャスリーン・ラスキー
ロン・ホワイト
テレサ・トーヴァ
キース・ナイト
■ストーリー■
女子宿舎のそばでは娼婦が殺される事件が起きていた。女子寮の女性の写真を盗撮して、その女性を紹介をして金をせしめているハルは、カメラで撮影をしていると、女子宿舎の女性がビルから飛び降りてしまうのだった。自殺と思われたが、その件の前にハルに脅迫電話が入ってきたことから、殺人事件ではないかと、婚約者のブレンダと捜査を開始するのだった。
■感想■
1980年代から1990年代まで、TV界で活躍していたスティーヴン・ヒリヤード・スターンが監督&脚本の犯罪物。
作品的にもTVムービーみたいな感じで肩のこらない、全然緊張感のないストーリーが展開していきます。
スティーヴン・ヒリヤード・スターンといえば、アクション映画ファンには『ニューヨーク・コマンドー セントラルパーク市街戦』(1985年)で有名でしょうか??
『ニューヨーク・コマンドー セントラルパーク市街戦』は、スティーヴン・ピータースのアクション小説の大傑作「公園(セントラルパーク)はおれのものを映像化したTVムービーです。
しかし、TVムービーゆえ予算がなかく、しかも脚本は今作1本のライル・ゴーシュが悪かったのか残念なデキになってしまいました。
絶対に面白くなるので、誰か劇場作品でリメイクしてくれないでしょうか??設定ではベトナム帰還兵が主人公なので、現代を舞台にするなら、若干設定を変更しなければいけないでしょうけど。
今作『盗撮』に話題を戻すと、本当に可もなく不可もなく(どちらかという不可)あまり特徴のないB級スリラーといった感じの作品です。
1990年代は、こういう作品までソフト化されていたんですねぇ。
それにしても『盗撮』という日本タイトルもなんとかならなかったんでしょうか??原題は”LOVE AND MURDER”なのに。 30点