『グローリー・エンジェルス 女たちの聖戦』
THE HOODED ANGELS(2002年イギリス)
監督 ポール・マシューズ
脚本 ポール・マシューズ
出演 シャンテル・スタンダー
アマンダ・ドノホー
ポール・ヨハンソン
スティーヴン・バウワー
ゲイリー・ビューシィ
■ストーリー■
南北戦争、暴徒化した民兵によりシルバークリークでは多くの市民が襲われ、ハンナたち若い女性たちは家族を失ったり、乱暴されたりした。翌日、ハンナは乱暴した男たちを拳銃で撃ち殺すのだった。そして、銃声を聞きつけ駆けつけた将軍も勢いで殺すのだった。
3年後、ハンナ、未亡人、エリー、ジェーンと仲間たちは強盗団と化し民警団を殺しまくり、銀行を襲っていた。一方、父親である将軍をハンナに殺されたウェスは復讐のため犯人を追っていた。銀行が襲われたツインフォークスで父親の勲章を発見したウェスは、強盗団が仇であることを知るのだった。ウェスとその仲間たちは、強盗に襲われそうな町へとやって来るのだった。
■感想■
2002年のイギリス製の西部劇。
2002年に西部劇!
それもイギリス映画!
なぜ、今、西部劇なんでしょう??しかもイギリス製の西部劇!
本場アメリカで製作されるTVムービーの方がよっぽど西部劇っぽいでしょう!
それでも、冒頭のシルバークリークの町での戦闘シーンは迫力あるシーンになっています!
多くのエキストラや、登場人物が馬に乗るシーンの数々が出てきて、西部劇はお金がかかるなって思っちゃいます。製作費も冒頭のシーンで使ってしまったのか、あとのシーンは地味なシーンが続きます。
マカロニウエスタンや西部劇が、たくさん製作された1960~1970年代ならこんな作品が製作されたとしても理解できますが、今どき、なんでわざわざ西部劇を作っちゃったんでしょうねぇ??
監督&脚本&製作のポール・マシューズはどうしても西部劇が撮りたかったんでしょうねぇ。
ヒロインも感情移入しにくい設定だと思って観ていくと、実はどちらかと言うと、ストーリー的には主人公は彼女たちを追う側の若者たちだったんですね。
ヒロインたちは、強盗団となって、殺しまくり状態ですからね。
強盗団でも魅力的に描かれていれば良いんですけど、本当にただ単に強盗団なんで魅力を感じなかったです!
でも、不必要な脱ぎシーンやところどころに銃撃シーンがあったりして、飽きさせないようにはなっているんですけどね。
まぁ、でもこんなマイナーなイギリス製のウエスタンをリリースしてくれて喜ばなきゃいけないですよね!!
B級でもC級でも西部劇なら、何でも観るっていう西部劇ファンは必見。 50点
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