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『ラスト・アサシン』暗殺者はつらいよ リュクレス子守唄

2012-01-04 13:31:27 | アクション

ラスト・アサシン
REQUIEM POUR UNE TUEUSE(2011年フランス)
 監督          ジェローメ・グリ
 脚本          ジェローメ・グリ
 出演          メラニー・ロラン
              クロヴィス・コルニアック
              チェッキー・カリョ

 ■ストーリー■
 依頼金額が最高の暗殺者リュクレスは、8歳の娘を持つシングルマザー。娘に自分の仕事を伝えることもできない生活に疲れた彼女は、暗殺者の仕事を辞める決意をするのだった。そんな彼女に、リュクレスのボスは、引退の前に彼女に最後の仕事を依頼するのだった。それは、石油のパイプライン建設予定地をめぐる仕事だった。
 一方、インタポールは、正体不明の最高の暗殺者を捕らえよと、パイプライン建設にからむ仕事の情報をつかみ、元工作員のリコを送り込むのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 『スマイルコレクター』(2007年)、『イングロリアス・バスターズ』(2009年)のメラニー・ロラン主演のフランス製アクション映画。
 そういえば、「カイエ・デュ・シネマ」で上映されたフランス映画、メラニー・ロランが出演した(主演ではないですけど)『殺し屋』“Le Tueur”(2007年)はソフト化されないんでしょうかね??
 いくらでも、ソフト化してもらいたい作品はあるのに、なぜか、観たい作品はなかなかならないです。

 引退したがっている最高の腕を持つ殺し屋。
 殺し屋の引退に理解のあるボス。
 潜伏して身元をかくして暮らす元工作員。
 暗殺のターゲットのオペラ歌手。
 殺し屋を監視する音楽祭の支配人。
 
 どこかで観たことあるようなキャラクターばかりですけど、ストーリーは変化球です!
 大筋ではアクション映画好きだと想像できちゃう展開ですけど、まず、ヒロインが銃をぶっ放したりしないです!毒殺や毒殺!こそこそって殺すんですよね。町中で、平気で銃を撃ちまくるハリウッド製のアクション映画とは大違い!!
 最高の金額の殺し屋って設定のヒロインですけど、ワインに毒を入れて、ターゲット以外のみんなが飲んで解毒剤を入れたワインを、また飲ませたり、殺そうとしているところを窓の外から見られているのに全然気がつかなかったり、部屋の中に置いておいた毒を花にまかれて枯れても気づかなかったり、ハッキリ言って、「ゴルゴ13」の主人公デューク東郷に怒られちゃいそうな感じです!!
 
 彼女が、依頼金額が最高の殺し屋なの??
 コメディでもないのに、やること、なすこと失敗しすぎ!!どう見ても、最高の殺し屋にはみえないですよね。
 『めぐり遭ったが運のつき』(1993年)のリメイクの『ターゲット』(2010年)のビル・ナイとかは、飄々とした感じでしたけど、殺戮マシーンの雰囲気をかもし出してましたけどねぇ。
 やってることを観ていると、どうしても、ヒロインは最高の殺し屋に見えないです。監督&脚本のジェローメ・グリは、多分、普通のアクション映画を撮るつもりは無かったんでしょうね。

 でも、途中でターゲットの歌手が死んでしまったり、警察側の工作員が間違って関係ない使用人を殺しちゃったり、支配人が殺し屋になっちゃったり、なぜかハードな展開もあって、それなりに楽しめます。ヒロインのマヌケぶりと、ハードな展開のちぐはぐな感じはなんなんでしょう??
 とにかく、ヨーロッパのアクション映画ファンには、おなじみの地味な展開が続くのに、最後には、かなりハデなシーンが用意されています!!
 ヨーロッパのアクション映画ファンは観てもいいかも!! 65点

ラスト・アサシン [DVD]
メラニー・ロラン,クロヴィス・コルニアック,チェッキー・カリョ,ジャン=クロード・ドレフュス,フィリップ・モリエ=ジュヌー
トランスフォーマー

 

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