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『レスリー・チャンの神鳥英雄伝』 もっと説明して、、。

2005-02-20 17:08:23 | 香港映画

レスリー・チャンの神鳥英雄伝
楊過與小龍女 LITTLE DRAGON MAIDEN(1983年香港)
 監督:ホア・シャン
 出演:レスリー・チャン
    マリー・ジーン・レイマー
    ロー・リエ
 
 ■ストーリー■
 みなしごのヤン・クオは、修行している身だったが仲間にいじめられて逃げ出してしまう。偶然逃げ込んだ先で奥義を守るリトルドラゴンメイデンに出会い、武道を教えられ師弟関係になるのだった。
 厳しい修行に耐えるヤン・クオは、美しい師匠に愛情を抱くようになる。しかし、師弟間の愛は許されないのが、流派の掟だった。そんなとき、奥義を狙う姉弟子や、リトルドラゴンメイデンを好きなヤン・クオの昔の仲間の男の登場により2人の間に誤解が生まれるのだった。
  
 ■感想■
 レスリー・チャン主演の武侠映画。
 原作は武侠小説の巨匠、金庸。
 
 原作があるからしょうがないんでしょうけど、とにかく今作は登場人物が多すぎです!
 それも何の説明も無く、突然画面に登場してきます!!
 
 ガマ功の使い手の師匠とか、巨大な鳥とか何で突然出てきたの??って感じです。
 原作や武侠作品になじみがない映画ファン、置き去り状態。
 
 今作はランニングタイム90分の作品ですけど、この多くの登場人物たちは、90分の映画版に必要なキャラクターなの??って感じです。

 でも、まぁ、原作のファンからすると、当然出てくると思っていたキャラクターが出てこなかったら怒っちゃいますもんね!
 まぁ、その辺は、原作ファンへの目配せなんでしょうか?? 
 原作にも出てきたし、入れちゃえ!ってコトもあるんでしょうけどね。
  
 途中、唐突に巨大な鳥が登場して主人公のレスリー・チャンを助けるんですけど、ちょっと意味不明でした。タイトルの“神鳥英雄伝”の由来はあの巨大な鳥さんなんですよね??
 重要なキャラクターなのに一切説明なし!
 まぁ、香港で、今作を観るような人は武侠小説にも詳しいんで全然問題ないんでしょうけどね。
 でも、今作って、良く考えると、なんかスケールも小さい話だし、こんなに登場人物が、多くなくても良かったような気が、、、。
 キャラクターをもう少し整理してくれた方が良かったかも、、。なんて考えるのは頭の中がハリウッド作品の影響受けすぎかな??


 今作の場合、そんなに修行シーンがつらそうに見えないのも難点ですかネ。レスリー・チャンがつらそうに修行するシーンなんて観たかった気もしますけどね!!
 チェン・チェ監督の『南少林寺vs北少林寺』(1977年)のような特訓シーンをレスリー・チャンがやったらけっこう見ごたえがあったのに!!
 レスリー・チャンだったら、そんなシーンがあってもつらそうに見えなかったりして??

 

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『マッスルモンク』筋肉ボウズ、筋肉ボウズ

2005-02-20 12:16:21 | 香港映画

マッスルモンク
RUNNING ON KARMA 大隻佬(2003年香港)
 監督          ジョニー・トー
             ワイ・カーファイ
 脚本          ワイ・カーファイ
             ヤウ・ナイホイ
 出演          アンディ・ラウ
             セシリア・チャン
             チョン・シウファイ
             カレン・トン

 ■ストーリー■
 超ムキムキのマッチョ筋肉質ボディビルダー系の男性ストリッパーのビッグ・ガイは、犯人を追跡していた女性刑事リーと遭遇して、わいせつ罪で逮捕されそうになるが逃走する。殺人犯を追っていた警察隊とリーは銃を発砲するが誤って警察犬を撃ってしまうのだった。その様子を見ていたビッグガイは、警察犬とリーに「前世の業(カルマ)」を見るのだった。
 5年前に何者かに恋人を殺されたビッグ・ガイは「前世の業」が見えることに苦悩して山を降りストリッパーになっていたのだ。中国人を虐殺する旧日本兵が前世だったリーが、このままでは、前世の業のために死んでしまうを知ったビッグガイはリーを救おうとするのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 ジョニー・トー監督の宗教アクション映画。
 
 数多くのコメディ映画や、アクション映画を監督しているジョニー・トゥ監督の作品なんで、てっきり今作もコメディ系のアクション映画だと思って観たんですけど甘かったです!  
 
 今作のアンディ・ラウの筋肉質の姿を見て、

 「どう考えても香港映画お得意のコメディタッチの軽い作品に違いない!」
 
 って思った自分がバカでした。
 “バカ、バカ、バカ・・・”

 コメディどころか、超マジメな作品でした!!
 それもインパクトが強すぎの超マジメ作品です!!
 その上、ストーリーも暗い!暗い!暗い!
 観たあとどっと疲れるくらいマジメで暗い作品でした!!
 
 その上、ストーリーが暗いだけでなく、悲しい、悲しい、悲しい、悲しい!暗くて悲しいマジメな作品でした。あの筋肉質なアンディ・ラウの姿は、映画の“つかみ”としては十分効果がありますけど、映画の内容と違いすぎです!

 この作品を仏教的な意味合いでとらえると、「暗い」とか「悲しい」とか言っちゃいけないんでしょうけど、観た後、しばらく落ち込んで色んなコトを考えさせられました!観終わってからのあまりの展開にショック状態から抜け出れるまで、少し時間がかかりました!
 
 ところでアンディ・ラウのあの筋肉質の体って、やっぱり話題作りだったんですか??
 確かに自分もだまされました!話題作りやつかみとしては十分成功ですけど、ストーリー上での意味は??
 だって、物語に直接は関係ないですもんね、あの超筋肉質な身体。
 最後に普通の肉体に戻ったアンディ・ラウが登場するんで悟りを開いたことで筋肉が落ちたってことは、あの筋肉は俗世間の象徴なんでしょうか??
 
 『インファナル・アフェア無間序曲』(2003年)、『インファナル・アフェアIII終局無間』(2003年)を押さえて“第23回金像奨作品賞受賞”っていうんでかなり期待して観たのもショック度をアップさせちゃいました。
 
 この作品が、「インファナル・アフェア」シリーズの第2作、第3作を押さえて、「金像奨作品賞受賞」っていうこと考えると、香港の人々の生活に、仏教が根付いてるってコトですよね!
 
 日ごろ、日本にいて宗教と何にも関係ない生活をしてると、こういう作品に触れると、しみじみ考えさせられます!
 日本でこんな作品を作ったら、何の映画って思われちゃいますよね。
 だって、「インファナル・アフェア」の2作目、3作目を押さえての金像奨作品賞受賞っていうのは、すごいことですよね!!まぁ、「インファナル・アフェア」の方は、シリーズ物っていうのがあったのかもしれないですけどね。

 それにしても、今作の血とバイオレンス描写のの多さは何でしょう!!!
 アクション映画好きの@KOBAが見ても、どうしても引くような描写が、ありまくりです!

 “さすが香港映画!大好き香港映画!
 
 美人女優セシリア・チャンの首がつるされてるのって何ッ!!!!!!!
 アレには引きまくりました!あのシーン自体が夢オチなのかな??って思うくらいのショッキング度!
 結局、人間は“前世の業(カルマ)”からは逃れられないのね!主人公の努力がムダっていうのがなんとも言えない本作の魅力になってます!!アンディ・ラウ演じるビッグガイ自身にとって、その行動はムダじゃ無いんですけどね。大好きです、香港映画!! 65点


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コメント (2)
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