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指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

南原宏治に似ていた人は・・・

2019年08月29日 | 映画
先日、見た山本薩夫の映画『人間の壁』はなかなか面白かったが、主人公香川京子の夫で、組合の専従だが、委員長選挙の負けると、反組合派になるのが、香川の夫南原宏治である。
昔、このような人がいたことを思い出した。

     

鈴木喜一先生市会議長秘書をやっている時のことだった。
ある朝、「議長を出せ!」という女性の電話があり、鈴木議長に繋ぐと、長電話だった。
終わった後に鈴木先生に聞くと、「市の幹部の奥さんからで、女の所に行っているが、そんな男を幹部にしていいのか・・・」というのだと言う。
名を聞くと、その方は部下には強面の人で、そんな男が女性問題を起こすのかと正直びっくりした。
だが、後で事情を聞くと、その人は女性には大変に優しい方なのだそうで、それもさらに驚いたものだ。
要は、本当かどうかは知らないが、妻子がありながら、別の女を作って暮らしているとのことなのだ。

その後の経緯は、映画の南原宏治のようで、映画のように離婚したかどうかは知らないが、順調に出世し、その後は反組合派として活動されたようだ。
「事実は小説と同じ」というべきだろうか。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (PEGU)
2021-10-31 07:45:02
今は長男の南原健朗がその血を引き継いでますがね。
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