指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『御巣鷹山』

2007年04月29日 | 映画
『ザザンボ』の渡辺文樹監督の新作が都内で上映された。
これは事件である。
作品の出来について批評することは無意味で、いい加減さと監督の迫力には感動する。

話は、昭和60年の日航機墜落事故は、隔壁の損傷にからの事故ではなく、日米の秘密ミサイルと接触したためであり、直ちに横田基地に着陸させようとした。
だが、核物質を積載していたためアメリカの抗議でやめ、最後は御巣鷹山に墜落したのだそうだ。

端的に言えば、「とんでも話」で、またスタッフ、キャストが素人同然で粗雑に撮っているため、技術的には問題だらけというより、普通に撮影されている部分が少ない。
口が合っていないのが、こんなに気になるものだと初めて知った。

だが、映画は本質的に見世物であり、内容は「とんでも話」なものなことを再確認した。
貴重な体験だった。


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