指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

柏木博氏、死去

2021年12月17日 | 音楽
柏木博氏は、日本のデザイン批評の草分けの方であろう。
さらに、公的には知られていないことだが、音楽評論家中村とうようさんの膨大なコレクションの武蔵野美術大学図書館への寄贈の橋渡しをした方でもある。
柏木さんは、若いときからブルースが好きで、『ミュージック・マガジン』も読んでいたようだ。
そして、NHkテレビで夜11時に放送されていた『ナイト・ジャーナル』で、とうようさんと一緒になったとき、そのコレクションを武蔵美図書館に寄贈してくっれませんかと話し、そこから進んだのである。
武蔵美大が、新たな図書館を建設するに当り、美術のみならず音楽、文化等の大衆文化の総合的な図書館を作れば文部科学省からかなりの補助金が出るとのことで、とうようさんも同意されて、武蔵美大に寄贈されたのだ。
この中村とうようさんの膨大なコレクションについては、私が横浜市の国際室にいるときに話をし、とうようさんもその気になり、横浜市内部でも部長レベルくらいまではOKとなるのだが、いつもその上でだめになり、最後はとうようさんにもご迷惑をかけることになったのは、実に慚愧に堪えないところである。
高秀市長当時で、文化事業でできたのは、フランス映画祭と横浜にぎわい座だけであり、まことに「文化音痴」の市長だった。
ただ、田中勝則が本に書くような、「不誠実な男・指田」の性ではないと私は思うのだが、そんなことはどうでも良い。
一切反論する気にはならない。
「ああ、とうようさんは、あたり前のことだが、いきさつの全部を田中には話していないんだなあ」と思ったのである。
デザイン評論家の柏木博氏死去、75歳:時事ドットコム
JIJI.COM|作成: 時事通信社
デザイン評論家の柏木博氏死去、75歳:時事ドットコム
柏木 博氏(かしわぎ・ひろし=デザイン評論家、武蔵野美術大名誉教授)13日午前8時9分、敗血症のため東京都内の病院で死去、75歳。神戸市出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻美紀子(みきこ)さん。
 
 
 
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