指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

演歌もニューミュージックもない「紅白歌合戦」

2022年05月12日 | 音楽

月曜日、なにもなかったので、ネットで1965年の『紅白歌合戦』を見た。

 

                                       

司会が、紅組が林美智子、白組は宮田輝だった。宮田は、とっくの昔に死んでいるが、林はご健在のようだ。

林は、この前年の朝ドラの『うず潮』の主演をやったからで、無名の女優だった。

審査員は、円地文子、松下幸之助、ファイティグ・原田などだった。

最初は、三沢あけみと井沢八郎で、高校時代に三沢あけみが好きな同級生がいたことをもいだした。

サッカー部の男で、変な趣味だと思ったが、たしか一橋大に行ったと思う。

春日八郎は、「大阪の灯」、西田佐知子が「赤坂の夜」

坂本九「ともだち」、雪村いずみは黒塗りで「スワニー」 今では問題になる化粧だろう。

山田太郎「新聞少年」、園まり「逢いたくて逢いたくて」

東海林太郎が、叙勲をしたので、特出で「赤城の子守歌」

アイ・ジョージの「赤いグラス」 弘田三枝子「恋のクンビア」

ジャニース「マック・ザ・ナイフ」 江利チエミ「芸者音頭」などなど。

全部を見たわけではないが、演歌もニューミュージックもないことに気づいた。

1965年、昭和40年は、そんな時代だったと思った。

全体としてみれば、民謡調の曲が多く、ポピュラー系は、外国曲をそのまま歌っていた感じだった。

 


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