指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

清原の異常な肉体改造

2016年02月05日 | 野球

元プロ野球選手の清原和博が、覚せい剤使用、保持で逮捕された。

             

 

私は、昔から清原が大嫌いだったが、私の知人の女性は、

「いつも今セックスしてきました、という顔をしているわね・・・」と言っていた。

広岡達朗は、清原について

「上半身ばかり鍛えているのは間違いですよ」とよく言っていた。

ホームランを打つには上半身の力は実はそれほど必要ではないそうで、世界のホームラン王の王貞治が、上半身と握力が弱いのは有名である。

上半身が強いバッターは、ヒットは打ててもホームランはうまくは打てないそうで、その典型は阪急にいて、代打ホームラン記録を作った高井がそうだったそうだ。

また、同じタイプに、やはり阪急の長池がいて、彼もホームランバッターというよりは、中距離ヒッターだった。

引退する200年代頃になると、清原は肉体化改造を異常にやっていたと思え、やたらに体が大きくなっていた。

そのころから、プロティンなどを使っていたのかもしれない。

野球は、特にバッターは、バットを使ってボールを打つわけで、うまくバットを使う技術が一番重要であり、腕の力はそれほど関係ないものなのだそうである。

 


口利きについて①

2016年02月05日 | 政治

甘利明前大臣の辞任で、政治家の口利きが話題になっている。

私も、横浜市に40年間いて、議員からの口利きを経験したことが二度ある。

一回は、以前2014年5月1日にも書いた、

「中区根岸の日本赤十字病院があった土地は、我々のものだ」と言って来た話の時で、南区の公明党の議員から、

「話を聞いてやってくれ」と言われ、市会事務局の控室に呼び出された。

すぐに聞いて「異常な話」で、「まったく対応できないので、これ以上は裁判でもなんでもおやりください」と言って別れた。

その後、すぐに私はパシフィコ横浜に異動したが、後任の係長のところにも来て、

「前の担当係長は生意気な奴だったな」と言ったそうだ。このころ、某議員は、特別委員会でも質問したそうだが、それで終わりだった。

もう一度は、やはり港湾局の管財係長時代で、担当者が「ふ頭用地で出鱈目な使用法をしている運輸業者がいるから」と

社長にきてもらい、「きちんと規則通りに使うよう」話した。

すると、その日の夕方、保土ヶ谷区の自民党の議員から、「あんまり業者をいじめるなよ」との電話があった。

この時も、それで終わりであった。

                 

 

その意味で今回、甘利前大臣の秘書が、URと12回も会ったというのは、きわめて異常な事態であり、当然、贈収賄を疑われる事案というべきだろう。

この運輸業者が来たとき、若い大柄な社長と一緒に年取った冴えない男が付いてきて、役所のことに異常に詳しい人間だった。

「これは面白い組み合わせだな」と見ていたが、後で聞くと中年男は、元県税事務所の職員で、汚職事件で首になった男だとのことだった。

「いろいろと生きる道はあるものだな」と妙に感心したことを憶えている。