猫じじいのブログ

子どもたちや若者や弱者のために役立てばと、人権、思想、宗教、政治、教育、科学、精神医学について、自分の考えを述べます。

ロシア軍のウクライナ侵攻は続いている、「戦果」より毎日の「戦禍」を私は知りたい

2022-04-27 22:57:01 | ロシアのウクライナ軍事侵攻

ウクライナ軍事侵攻の報道がだんだん少なって、停戦協議とか人道回廊とかだけになっていく気がする。しかし、ロシアのミサイルは毎日ウクライナの地に撃ち込まれているはずであり、大量のロシアの戦車がウクライナの地を動き回っているはずであり、多数の人命が失われているはずであり、国内難民や国外難民が今なお続いているはずである。

毎日起きていることは、煽動的な報道をしたいタイプの人びとにとっては、価値がないかもしれないが、人道的立場からすれば、毎日起きているからこそ、許しがたいのだ。

毎日、どこに、どれだけミサイルが撃ち込まれ、どれだけの人が住居を失ったのか、いま、ロシア兵は何人、戦車は何台、ウクライナの地にいるのか、きょうは何人死んで何人負傷したのかを私は知りたい。ロシア軍に占領された地域に、何人が住んでいて、難民になったのか、殺されたのか,強制移住になったのか、を私は知りたい。「戦果」ではなく、「戦渦」を私は知りたいし、みんなに知ってほしい。

ロシアの戦略は、ウクライナに軍事侵攻しているという事態を、世界の人びとから忘れさせようとしている。お金をかけずに、持久戦に持ち込み、実効支配の範囲を広げようとしているように見える。西側の政府の本気度を確かめているようにも思える。

ロシアは、攻め込む側であり、自国の直接の被害は少ない。ウクライナは攻め込まれる側であり、住居だけでなく、インフラが破壊され、経済的打撃が大きい。最初から対等でない戦争をしている。ウクライナは世界からの支援を必要としている。兵士だって、どんどん死んでいき、補充ができない。ウクライナの支援のために政府を動かすには、「戦果」より「戦禍」の報道こそ、必要だと思う。