『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “スガレ追ひ”の餌確保・・・ 』

2012-05-26 22:25:50 | Weblog
           


“スガレ追ひ”には、何と言ってもイイ餌の確保が大事だ!!!
悪餓鬼の頃は「ゲーロ(赤蛙)」が通り相場だった!!! コイツのイイ事は判っているが、今時、掴まえるのは極めて困難!!! 山中で、時々、見る事はあるが、その姿さえ見られなくなった。 農薬の所為だろうか?
代役として、「姫鱒」を使った事があったが、養殖物は、脂が乗り過ぎていて、その任に堪えられなかった。 「鶏」も試みた! 腿肉、ササミ、手羽等・・・ 手羽はソコソコだったが、持ちが悪い! 時間もすると“ヘボ”ちゃんが、酔ったような症状を呈する!!! そして、餌を敬遠!!! 餌が鶏糞のような匂いを発し出す!!! 肉は硬めでイイのだが、この鶏糞への変化には参ってしまう。
「烏賊」や「海老」は、頗るイイ!!! が、「烏賊」の場合、晴天下で使うと半干しスルメのように硬くなり一寸使いズライ。 「海老」は、高価で、遊びの餌としては財政上難がある・・・
「マグロ」のカマを使う人も居るが、これも扱い難い!!!
過って、お宮の役員をしていた時期があった。 直礼の余りモノ:刺身を仰山貰って来て、吊るして見たが、「甘蝦」「烏賊」以外は、奴さん達、見向きもしなかった!!! 人間様は、美味い美味いと食っているが、それ程のモノでもないらしい? 取り分け、ハマチ、鮭等の養殖物は脂分が多く、寄り付きさえしなかった!!!

誰が見い出したか? 川魚を使う地方がある。 「鯉」や「鮒」、「ウグイ」等・・・
これ等の中で、特別、秀でているのが「ウグイ」だ!!!  
あの独特な匂い!!! これには、「ヘボ」ちゃんも参るらしい? 僅かな肉片でも原野中にこの匂いを拡散させ、「ヘボ」ちゃんの食欲をソソル!!!
この事実を教わったのは、もう、彼是、30年も前! 過って一緒に遊んでくれた蜂狂仲間だった。
当時、「ウグイ」は、矢鱈と獲れ、少々の遊び位なら近くの川で幾らでも釣れた! マズベ釣りで「スガレ追ひ」等より楽しんだ時もあった!!!
その内に釣りも大変になり、漁師から購入するようになった。 1桶、10000円!!! 安いか?高いか?は別にして、1桶買い込んで急冷凍保存しておくと、幾らでも持つので、専らこのアンチョコな方法を採るようになった。
20000円も買えば、1年中楽しめる。 飼い蜂の餌にもなる・・・
以来、この手を常用している。

所が、最近、投網漁師ですら獲れなくなり、入手が極めて困難になった。
乱獲と言うより、「川鵜」が、大量に入り込んで来て、食い尽して居ると言う・・・ ここ2~3年の話である。

投網漁師もAさんからBさんに代わり、Bさんも獲れない!!!と、嘆いている。

若き蜂狂:Oさんと知り合って、もう、10数年がたつ。
当時、Oさんは、専ら「鮒」を使っていた。 「ウグイ」の匂いに魅せられ、また、寄り付きの良さにも惚れ、「ウグイ」に切り替わった。
Oさんには、老い耄れが紹介した時もあったが・・・、近代手法、インターネットを使い「ウグイ」を仕入れるようになった。 此方の「ウグイ」は、型が揃い、大型でどう見ても秀品!!!
何時も、比較しながら覗いていた。
そして、先日、電話があり、「行って見ないか?」と・・・

それが、今日だった。
高速に乗り、千曲川沿いの簗場まで出掛けた。 遠距離出張である!
簗場でおじさんと会話をしたが、「今年は、全くの不作で、これしか獲れなく、後、10日もすれば禁漁になるので、購入は無理だ!!!」と・・・
話によると、100羽近い“川鵜”が軍団でやって来て平らげるらしい!!! その食欲たるや 00g~1kg/1羽、というペースで平らげるので、魚は、アッと言う間に居なくなるらしい!!!

2人で12kg分けて貰い、これを、yが、更に、分けて貰う事にした。今年は、これが、精一杯だと言う!!! こんな年も珍しい!!!
近場での購入も心掛けているが、数年前から入手困難を極めているので、こちらも同然だろう?
極めて優秀な餌:「ウグイ」!、貴重な宝物餌と化している・・・

Oさん、色々とお世話になり有難う!!! これで、今年、何とか遊べるヨン!!!