日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 チベットの話です。というよりチベットTシャツ、略してチベTのこと。

 2ちゃんねるにはチベTを着たり雪山獅子旗を持って思い思いの場所で「散歩」する「けしからん&ウロウロ」とか、より一歩踏み込んで漢人にターゲットを絞った「冷やかし中華」なんてスレッドがあります。そういう活動の報告や情報交換などの板ですね。

 以前私も一度参加したことがあるのですが、「雪山獅子旗を掲げてウロウロ」を小規模な集団でやるOFF会も全国各地で開かれているようです。

 私もチベTやカンバッジを取り寄せて、8月8日に「宣戦布告」を行いました。それ以来、「ウロウロ」「冷やかし中華」を毎日実践しています。

 その過程で私はふと気付き、発想の転換を行いました。「チベTを着る」のではなく、Tシャツを全てチベTにすればよいではないですか。

 「ウロウロ」とか「冷やかし中華」はそれをやる者にとっては「ハレ」なのでしょうけど、私はチベT着用を日常にすることで「ケ」にしてしまおうという訳です。

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 こういうときにド腐れ業界に身を置いていることは大きなメリットとなります(笑)。スーツを着用する必要が全くありませんから。

 ……いや、社長クラスに対するインタビューとか、一般紙を含むマスコミが多数詰めかけるニューオータニなどで開かれる業績報告記者会見などでは私もスーツを着ます。でもそんなこと、年に数回もあるかないかです。

 じゃあ普段の「仕事着」はといえば、カジュアルをさらに崩したようなダレたものとなります。私は在宅勤務ですけど、打ち合わせなどで外回りもします。

 むろんスーツなど着ません。Tシャツの上にシャツを羽織って下はデニム、というのがデフォ。会社によってはイギリス植民地軍が履いているような短パンに、サンダルをつっかけて行くというケースすらあります(本当)。じゃあ相手方はというと、アロハ&短パン&ビーチサンダルといった出で立ち。

 ともあれ毎日、コーヒーを飲みに行くにせよ仕事で出かけるにせよ、チベTを着て出撃するという訳で。

 追加購入するなどして色々なチベTがいま私の手元にあるのですが、勝負下着ならぬ勝負戦闘服はこれです。







 やっぱり雪山獅子旗がドーンとプリントされているのでインパクトが大きい模様。

 先日靖国神社近くのコンビニにこの格好で飲み物を買いに入ったら、レジにいた漢人が愕然というか、白昼に亡霊が立つのを見てしまったかのような恐怖の表情で凍り付いてしまいました。そのリアクションの凄さに私の方が驚く始末。

 可哀想なので、

「中国はオリンピックで頑張っていますね。金メダルたくさんとっていますね」

 と言って気分をほぐしてやりました。

 ちなみにカンバッジは「CHINA OUT」の下線代わりに赤いビニールテープを貼ってそれとなくアピール。っていうか目立ちまくりです(笑)。

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 靖国神社には外国人観光客も多いので、チベTの英語の字面を読んで興味を示し、話しかけてくる白人もいます。一昨日には力士のように魁偉な米国人が、

「オーフリーチベット」

 とか何とか言いながら寄ってきたのですが、あいにく私は英会話なんてできません。

「イエス。フリーチベット。セーブアワーフレンズ」

 とお決まりのフレーズ&和製発音で応対しました。ただこれだけだと燃料不足というか芸がないように思ったので、

「チャイニーズピープルスタンドアッププリーズ(@YMO増殖)」

「レッツカウンターレボリューション。ファッキングCCP」

 と付け加えたところ、外人は愛すべき愚者と思ったのか私のデタラメ英語が琴線に響いたのかどうか、「オー×△◯◇……」と言いながら私を抱擁して背中をパンパンと叩きました。

 真夏の太陽が照りつける酷暑のなか、「力士」に抱きしめられるというのは靖国神社とはいえ法難としか表現しようがありません。チベT着用を日常にしてから私が被った唯一の被害です。

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 いままでに2回、「例外」がありました。コンビニのレジで雪山獅子旗を指差して、

「私も同じ考えです。私は中国ですけどモンゴル人」

 と小声で教えてくれた留学生と、やはりコンビニの夜勤シフトで私の格好に小さく拍手してくれた自称タイ人。後者には真面目な後日談があるので、そのうち当ブログで紹介することになるかも知れません。

 ヲチはどうした?と言われそうですが、北京五輪を「中共政権の終わりの始まり」という気分で眺めつつ、ちょっと気になった出来事をネタ帳に書き留めたりしています。

 それにしてもさすがは張芸謀、劉翔の棄権という大花火まで用意していたとはさすがです(笑)。あれはザマーミロというか痛快でした。これは奴が反日家であること以前の問題。

 成り上がり富豪で小生意気でビッグマウス、一方で全国政協委員という名誉ポストをもらっておきながら、今春の全国会議は「試合があるから」と欠席。しかもレースに出られない状態であることを当日まで隠し通してもいます。超格差社会で金持ちに反感を持ちやすい土壌が中国社会にあることを別としても、ネットで叩きに叩かれているのは当然ではないかと。

 怪我した場所が悪化してマラソンを途中棄権した土佐礼子選手への日本人の反応と対比して劉翔叩きに驚いている日本メディアもいますけど、置かれている立場とこれまでの言行が土佐選手とは全く違いますから。日本選手でも劉翔のようなキャラであれば、コケた途端に掌を返してマスコミは総攻撃を加えることでしょう。

「今朝の中国各紙は劉翔選手を擁護する論調で足並みを揃えています」

 などとテレビでやっていましたけど、

「一党独裁政権ですから、さっそく報道管制モード発動で劉翔批判のクールダウンを狙ったというところでしょう。対応を誤ると暴動が起きる可能性もありますからね」

 というコメントを付けるくらいのことはしてほしかったです。暴動起きないかな(笑)。頼むぜ張芸謀。




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