日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 As titleであります。暑いですね。

 私の方は四病息災で何とか仕事をこなしています。働かざる者食うべからず。世の中はうまくできているもので、本業の忙しさが一段落したと思ったら、香港から副業の単発仕事が3つばかり入ってきて、いまはそっちと組み打ちしております。

 さて色々お騒がせで問題の北京五輪。開会式はもう見せてもらったので(笑)……というかどの五輪でも開会式には興味がありません。演目に中華民族の復興みたいな主題があるとすれば、支那事変~日中戦争とかは中共政権の拠り所ですからやはり出てくるのでしょうか。アヘン戦争とかはスルー?(笑)。

 念のために言っておくと、開会式に「9.11」を織り込んでみせたソルトレーク冬季五輪にも私は虫酸が走りました。オリンピックは、国ごとに分かれて争うという点では明らかに政治的成分が含まれているといえるでしょうが、それは純粋に競技でやってほしいところ。開催国が開会式のイベントで政治的演出をするのは真っ平御免です。

 ともあれ中共政権による北京五輪。民意に拠らない政権という意味では、ナチスがやったベルリン五輪の足元にも及ばない祭典です。民度も当時のドイツ以下。やれ横断幕は禁止だのデモ・集会OK公園を指定して民意の封殺を図るだの、日本人観客・選手の安全に配慮するなど、そりゃもう大変。これからもハプニング続発ということになるのでしょうが、独立戦争に絡んだ血肉横飛&阿鼻叫喚は対漢人限定で是非。

 中国は2000年の五輪開催に立候補してシドニーに敗れています。その開催国決定は1993年前後だったと記憶していますが、当時香港にいた私はテレビを観ていたらそのイベントの生中継が始まって、立候補都市の代表団が続々と入場してくるのです。北京代表団もその中にいたのですが、悲壮な表情のまま胸を張って入ってくる姿には、中国もここまで来たかという感想と、かつての日本もかくあったのかもと考え、ちょっとウルウルしました。

 もっともウルウルしつつも、2000年の北京開催に私は大反対でした。そんな遊びをやっている余裕なんかないだろ、それより国民のためにしてやらなければならないことが色々あるだろ、という考えによるものです。これは今回の北京五輪に対しても、東京が五輪開催のため運動していることにもいえることです。

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 ところで、北京での五輪開催にはいまでも不満ではありますが、日本選手団が日本を代表して競技に臨む以上、私は「頑張れニッポン」モード。仕事との折り合いをつけつつ、テレビ観戦はなるべく怠らないようにするつもりです。

 まずはいま現在、ですね。開会式は8日ですが、「なでしこJAPAN」こと女子サッカー日本代表による試合が始まっています。「頑張れニッポン」といいつつも、私にも贔屓があります。そのひとつが女子サッカー。チーム全体が明るいのと、試合運びが積極的なのと、選手個々のキャラが立っている(笑)のが魅力的です。

 それからもうひとり、競泳女子自由形の柴田亜衣選手に頑張ってほしいです。前回のアテネ五輪では確か日本のメダル獲得数が東京オリンピック以来の最多記録だった筈ですけど、競泳自由形の金メダルには本当にびっくりしました。女子競泳史上初の快挙であり、男子を含めても自由形の金メダルは前例がないでしょう。

 私は小学生になってすぐ札幌五輪で日の丸飛行隊に拍手し、球蹴りをしていた中学生のときには国立でヨハン・クライフのプレーを観たりしています。要するに古い世代なのですが、それだけにサッカーの五輪出場はもちろん、自由形のメダルがいかに手の届かない高みにあるかを知っていたつもりです。

 それだけに、ライブで中継された競泳女子800mの決勝にはテレビの前で驚き、絶叫し、頑張れを繰り返し、最後にはただただ感涙です。

 一緒に観ていた配偶者は「祖国」意識が非常に希薄な「昔型香港人」ですから感動を分かち合うことはできず、柴田選手の成し遂げたことの凄さも理解できていなかったのが残念ですけど、私は士気が低下するといまでも当時のレース動画を繰り返し観たりしています。「人々に勇気を与えるプレー」というのは単なる修辞でなく、本当にあるのだということを初めて知りました。

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 という訳でその動画を。





 レースから表彰式までの一部始終はこちらを。必見です。

 柴田選手、コンディション調整がうまくいかなかったりスピード社製の水着着用などの問題で大変だったようですけど、レースを心待ちにしています。

 今回はメダルをどうのこうの、ではなく自分で納得できるパフォーマンスを目指してほしいです。


 ……お約束でしょうからこちらも。





 頑張れ、ニッポン!




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