日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 世間的にはGWというのでしょうか。珍しく人並みにカレンダー通りに過ごすことができています。

 かといって、どこかへ出かけるといったこともありません。ただただ養生しておりました。

 全ては明日のため。

 胡錦涛来日に際して開催されるチベット関連のイベントに、午前も午後も参加するのでHP(体力値)向上に努めていた次第。

 私は元々猪突猛進型で出歩いていることが多かったのですが、いまは病身ゆえ、それもかなわずヲチなどという柄にもない娯楽に興じております。

 しかし4月26日の長野で聖火リレーが行われた日のように、節目節目にはやはり小市民ながら行動したいのです。

 それぞれが、それぞれに出来ることを。……という訳で、再掲&「ハラキリ」御免。





 満を持して迎える私の明日は、午前については内緒。午後は下記イベントのデモに馳せ参じる予定です。



 ■5/6 胡錦濤来日 チベット連帯 大集会&デモ■

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 ■ 日時:5月6日(火)
 ・集会:開場11:30am~ 開始12:30~14:00
 ・デモ:14:30~ (雨天決行)
 ・キャンドルライティング 19:00~ 

 ■ 集会の場所:日本青年館 (地下鉄銀座線 外苑前駅下車)
 http://www.nippon-seinenkan.or.jp/hotel/pdf/access.pdf

 ■ デモのコース: 日本青年館脇の明治公園→外苑前右→青山通り→表参道右→明治神宮前→五輪橋→代々木公園B地区内

 ■ 集会とキャンドルの場所:代々木公園B地区内屋外ステージ

 ※集会とデモは、TSNJとSAVE TIBET NETWORKの連携で行います。

 ※セーブ・チベット・ネットワークは団体ではなく、個人個人をつなぐネットワークです。どなたも個人として参加してください。また、セーブ・チベット・ネットワークはあらゆる暴力を禁止し、平和的にデモを行います。

 詳しくはTSNJのHPをご覧下さい→http://www.geocities.jp/t_s_n_j/

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 ●HPにも情報がありますので、ぜひご覧ください。

 SAVE TIBET NETWORK(本サイト) http://www.save-tibet.net/

 SAVE TIBET 最新ニュース(ブログ版) http://save-tibet-network.blogspot.com/

 SAVE TIBET NETWORK(英語版) http://save-tibet-network-english.blogspot.com/

 皆さま、どうぞご協力をお願いします!!

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 STNとTSNJが共同で、5月6日、胡錦濤中国国家主席の来日にあわせて、大規模な集会とデモを行います。

  胡錦濤の来日は、チベット騒乱後初の中国首脳と外国首相との会談となるため、世界中が注目しています。 5月6日は、できるだけ大きな集会&デモにしたいと思いますので、どうぞ、一人でも多くの人に声をかけてください。よろしくお願いします!

  ただ、集会の会場となる日本青年館の収容人数にはどうしても限りがありますので、できるだけ人数制限のない14:30~のデモへの参加が大きくなればと考えています。集会に入れなかった方は、すぐ隣の明治公園でフリーマーケットを開催していますので、そちらでお待ちいただくことが可能です。青山通りなどのカフェで休んでいて、デモが通りかかったら飛び入り、といったことも大歓迎です。

 当日は、そのようにしてフリーチベットTシャツやメッセージボードをもった私たちで街を埋め尽くすことで、外苑前近辺全体を、自然な形で日本にはこれだけのチベットサポーターがいるというアピールの場所にしてしまいましょう!夜のキャンドルライティングには風よけを工夫したろうそくをご持参ください。




 ところで最近、記事漁りが苦痛になっています。以前から面倒な作業ではあるのですが、ここ2週間ばかりは、特に。

 拾うべき記事の分量が平時に比べ激増しているということがあります。チベット問題や聖火リレーなどによるものです。その分だけ時間が余計にかかります。

 まあ、それはいいのです。

 問題は、増えた分だけ中国と中国人が何やら動脈硬化状態というか中華こそ正義というか攘夷万歳というか、そういう内容ばかりであること。これは正直、悲しいです。

 当ブログの立ち位置については皆さんそれぞれに判断して頂くとして、私自身がここで主に表現したいのは、嫌中とか反中とかではなく、単なる素人による中国観察です。未来の自分のための中国観察日記。さらにいえば、中国観察を通じて日本社会と日本人について考えることもあります。

 中共政権が21世紀型砲艦外交を進めようとしていることには強い反発を感じます。とはいえ、中国国民の民度が退行して乱痴気騒ぎに興じているのを目にするのは、

「ケッ、バーカw」

 という思いばかりではありません。私は中国にまだ夢のあった時代、上海に留学して、まさに青雲の志を抱いた純粋な連中と友達になって濃密な時間を過ごしてしまいました。その友人たちが揃って中国社会の現状に眉をひそめているように、私もちょっと複雑な心境です。

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「中共の嫌がることを真心を込めて念入りにやってあげること」

 が趣味のひとつ、と当ブログのプロフィールにありますが、これはコソーリ活動その他など、当ブログとは無関係の場所でやっています。

 ……あ、その方角で提案があるのですが、
「網易」「新浪網」「捜狐」など中国の大手ポータルでブログを開設して、日本語の記事をそのままupしていくというのは如何でしょう?中国語(簡体字&繁体字)の記事と違って、日本語だとNGワードに引っかかることが少ないです。

 中共は嫌がるでしょうし、ささやかながらも中国国民の知る権利を補完してやることにもなります。「日文日記」など当たり障りのないブログ名で細々と続けていくことが肝心です。一日一善。

 一善どころか乱暴なことをする人もいるもので、先日、六四(天安門事件)関連の写真(ハンドマイクで学生に訴える趙紫陽や人民解放軍に惨殺された北京市民や大学生の死体など)をバンバン貼り付けて某所のオリンピック掲示板を一時機能不全に陥れていた香港人がいました。いやーすごいなあ(笑)。

 ともあれ当ブログにはそういう志向はありません。ただ中国当局からみると当ブログで書いていることも「中共の嫌がること」に類するものが多いでしょうから、優しい私は(笑)その辺の心情を慮って
「大毒草」というロゴを置いてあります。党中央の路線に対し極めて有害な制作物を指す古い政治用語です。

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 そういえば今更なのですが、2ちゃんねるの「大規模OFF」で天安門事件を云々というスレがありました。赤旗に囲まれたときの脱出用とか中国人どもの闘志をくじき、ひいては自省させるためのものであれば、

「勿忘六四」(天安門事件を忘れるな)

 ……ではなく、

「平反六四」(天安門事件の名誉回復を)

 の方がより大きな効果があると思います。「名誉回復を」の方がソフトで戦闘的ではありませんし、中国人どもの中には近親者が民主化運動や天安門事件の体験者だった可能性がありますから、沁みるものがあるかも知れません。

 江沢民の始めた反日風味満点の愛国主義教育を受けて成人したいまの若い中国人は、天安門事件については当局見解通りのものを公式として叩き込まれていますし、もはや19年も前の出来事。いまとなっては所詮は「昔のこと」です。

 昔のことであれば文化大革命や大躍進と同じで、一種の歴史問題。「忘れるな」と戦闘的に呼びかければ「余計なお世話だ」というリアクションがあるかも知れませんし、日本の「歴史問題」を持ち出してくる可能性もあります。私なら
「平反六四」を選択します。……老婆心ながら。

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 何はともあれ、せっかくの数少ない出陣なのですから、明日の好天を祈るばかりです。いま現在は午前と午後のイベントの合間に海軍カレーを食べられる時間をつくれるかどうかに腐心しております。

 明日の私は、まずは黙々と
「チベット頑張れ!」です。

 もちろん、諸問題に対する中国当局と日本政府への怒りを込めることにもなるでしょう。



 ●毎日世論調査:「中国には今より厳しく臨め」が51%(毎日jp 2008/05/05/01:32)

 中国の胡錦濤国家主席来日を6日に控え、毎日新聞が1、2日の両日に実施した全国世論調査(電話)で、日本の中国に対する姿勢を変える必要があるか聞いたところ「今よりも厳しく臨むべきだ」とする回答が51%で最も多い結果となった。「今より友好的に臨むべきだ」は26%、「今のままでよい」は17%。無回答は6%だった。

 中国政府は4日、チベット問題でダライ・ラマ14世側と非公式の対話を始めたが、「内政問題であって人権問題ではない」との立場は依然変えていない。ギョーザ事件についても、毒物混入の経緯で日中の捜査当局の見解が食い違っている。

 関心が高いテーマで、中国政府の対応がいずれもかたくななままと受けとられていることが影響しているとみられる。こうした世論を踏まえ、福田首相が7日の首脳会談にどう臨むか注目される。

 対中姿勢に関しては、福田内閣を支持する人でも「厳しく」が53%で、「友好的に」の26%や「今のまま」の17%を大きく引き離した。
(後略)



 私にも、数々の恨みつらみがあります。不埒な悪行三昧、断じて許すまじ。





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シリーズ:攘夷運動2008【6】へ)


 この2日間、中国国内メディアの論調に注目していました。特に国営の新華社通信や党中央機関紙の『人民日報』など、国家指導部の意思表示が行われるメディアをチェック。

 ……していたのですが、例によって暴走を戒める
「理性的愛国を」型の論評記事と同時に、

「西側メディアはうそばかり」

「西側諸国の中国批判は嫉妬の表れ」

「在米中国人がCNNを告訴」

 といった、「攘夷」の魁たらんとする糞青(自称愛国者の反日信者)どもを血湧き肉踊らせる「煽り」記事も健在で、基本的には支離滅裂状態。

 ええ、メディアが一斉に火消しに動き出した、という気配はまるでありませんでした。

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 それどころか、今回は一貫して「煽り役」に徹している『環球時報』(『人民日報』旗下の電波系基地外国際紙)が、ソウルで行われた聖火リレーの関連記事をポンポンポンと絶妙のタイミングで投入。

「韓国メディアが歪曲報道」

「暴行関与の中国人留学生は強制送還も」

「韓国首相が中国人学生を非難」

「中国大使に遺憾の申し入れ」

「記者が目撃:衝突は韓国側の挑発がきっかけ」

 いずれも極上燃料ばかり(笑)。これが大手ポータルに次々に転載され、掲示板が韓国批判で燃え上がりました。

 こうなってしまうと、もう
「理性的な愛国を」などどこへやら。韓国・韓国人への悪罵&悪罵とともに「不買運動も理性的な選択だ」という声が圧倒することになりました。

 そして今日がお約束の5月1日。



 ●中国で再び抗議デモ 仏系スーパー、数百人規模(共同通信 2008/05/01/13:54)
 http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008050101000487.html

 【北京1日共同】新華社電によると、中国湖南省長沙市など3都市で1日、フランス系スーパー、カルフールに対する数百人規模の抗議デモがあった。チベット問題が発端となったフランスへの抗議の一環で、北京でも一部の店舗で100人以上の若者らが抗議デモを行った。
(中略)

 数百人規模の抗議デモがあったのは、長沙のほか福建省福州市と遼寧省瀋陽市。参加者は中国の国旗を持ち、カルフールに対し抗議したほか「チベット独立反対」「北京五輪支持」などと叫んだという。

 カルフールに対する大規模な抗議デモは4月19、20日に中国各地で相次いだほか、4月下旬にも吉林省長春で数百人規模の抗議があったと伝えられた。


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 ●長沙など5都市で反仏デモ=カルフール、依然標的-中国(時事ドットコム 2008/05/01/16:03)
 ●中国で反仏抗議デモ再燃 北京など、不買呼び掛け(共同通信 2008/05/01/18:57)



 ほーら始まってしまいましたよ。当局があれだけ煽っていたのですから(いまも煽り続けていますけど)、そりゃ先走る馬鹿だって出てきます。

 糞青どもの集まる反日サイトではまだ写真などはupされていませんが、広州市でビラまきをやったとの戦果報告が早くもありました。カルフール周辺は警察ががっちり固めていたのでちょっと離れた場所でビラをまくしかなかったのですが、好意的な反応を得られたそうです。

 むろん、報道されていない他の都市で何事かが行われている可能性もある訳で。

  ――――

 これが一発屋で終わるのか、フランス以外に対象を広げつつ各地に飛び火していくのかは胡錦涛政権の腕次第。香港紙『東方日報』(2008/05/01)によると広州市では各大学が学生に対し禁止令を発したとのことですが、さてどうなることやら。

 先月にカルフールが狙い撃ちされた原因のひとつは
「『ダライ集団』を資金援助している」という噂で、これはカルフール側が真っ向から否定しました。ところがここ数日間に、

「カルフールは『国境なき記者団』のスポンサーだ」

 という新たな燃料が投下され、現在衝撃とともに波紋を広げている模様。

 これで韓国が暴民を逮捕・送検・起訴・判決・強制送還とやってくれれば。……いや、是非サクサクとやってほしいものです。

 起てよ糞青!(みせてもらおうか自称愛国者の実力とやらを)

 もちろん、胡錦涛が訪日できなくなるくらいに。

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 取り急ぎ速報まで。うひょひょ。



(シリーズ:攘夷運動2008【完】)




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