内臓疾患や精神疾患など外見からは分かりにくい病気や障害を抱えた人たちがツイッターでつながり、「見えない障害バッジ」を作った。透明のリボンをかたどったバッジに赤いハートマークが当事者の目印で、「人知れず困っている人が、身近にいることを知ってほしい」との願いを込める。
バッジは、作家で自己免疫疾患の難病を抱える大野更紗さん(27)をはじめ、障害者やその家族、大野さんの読者らがツイッターでバッジの狙いやデザインを話し合いながら10月に完成した。「バッジをつけた人を見かけたら、『何かお手伝いしましょうか』と気軽に声をかけられる社会になれば」との思いから、病気の種類や症状の程度は問わず身につけられるものにした。
全身が激しく痛む病気「線維筋痛症」を抱える会社員、楠田華枝さん(38)は、バッジをマフラーや上着につけている。電車で立っていると揺れるたびに痛みに襲われるが、高齢者でもない自分からは「席を譲って」とは言い出しにくく、じっと耐えている。
「何かしたい、と思っている優しい人はいるはず。バッジが行動に移すきっかけになれば」と期待を寄せる。
バッジは、当事者用の他にハートマークのない支援者用もある。ともに1個400円で、ウェブサイト(http://watashinofukushi.com/)から申し込みできる。

安全ピンなどを取り付けた楠田さんの「見えない障害バッジ」。「大切なものは目にみえない」というメッセージが添えられている
毎日新聞 2011年11月15日 東京夕刊
バッジは、作家で自己免疫疾患の難病を抱える大野更紗さん(27)をはじめ、障害者やその家族、大野さんの読者らがツイッターでバッジの狙いやデザインを話し合いながら10月に完成した。「バッジをつけた人を見かけたら、『何かお手伝いしましょうか』と気軽に声をかけられる社会になれば」との思いから、病気の種類や症状の程度は問わず身につけられるものにした。
全身が激しく痛む病気「線維筋痛症」を抱える会社員、楠田華枝さん(38)は、バッジをマフラーや上着につけている。電車で立っていると揺れるたびに痛みに襲われるが、高齢者でもない自分からは「席を譲って」とは言い出しにくく、じっと耐えている。
「何かしたい、と思っている優しい人はいるはず。バッジが行動に移すきっかけになれば」と期待を寄せる。
バッジは、当事者用の他にハートマークのない支援者用もある。ともに1個400円で、ウェブサイト(http://watashinofukushi.com/)から申し込みできる。

安全ピンなどを取り付けた楠田さんの「見えない障害バッジ」。「大切なものは目にみえない」というメッセージが添えられている
毎日新聞 2011年11月15日 東京夕刊
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