佐伯市在住の漫画家、福田素子さん(51)、幹夫さん(51)夫婦が、目と耳などに障害がある別府市の神鳥晶(かんどりあきら)さん(20)の成長と一家の歩みを描いた「あの輝きの向こう」を作品化した。現在発売中の女性漫画誌「ジュール」の(双葉社)の6、7月号に掲載された。(写真は神鳥さん一家の歩みを漫画にした福田素子さん)
晶さんは生まれつき両目の虹彩と網膜がほとんどなく光は感じることはできるが、うまくものを見ることはできない。高度難聴で音もほとんど聞こえず、心臓や口にも障害がある。
一家とは、晶さんの摂食訓練をするNPO団体を通じて知り合った。障害がありながらも一歩ずつ成長していく女性の姿を多くの人に伝えたいと2006年に「誕生~小学生編」として漫画化。両親の克比虎(かつひこ)さん(53)、千代美さん(54)が障害のある子どもと普通の子どもが一緒に遊ぶ学童保育所「わかば」を立ち上げたことも紹介した。
2012年6月に再会。晶さんが成人式を迎えたと聞き、あらためて一家を取材した。続編となる今回の作品では、晶さんの姉2人の思いや悩み、特別支援学校卒業後、社会の一員として就業してもらいたいと願う両親と、時に仕事が負担となる晶さんとの葛藤などを描写した。
作品を読んだ克比虎さんは「晶が生まれ、生きているという存在意義を示せている。漫画で広く知ってもらうことで、晶のような子ども、障害者がいることを当たり前に感じてもらえる世の中になれば」と感想。
福田さん夫婦は「一家が晶さんにとっての幸せ、家族にとっての幸せとは何かを考えてゆく姿に引かれた。多くの人が『普通の幸せ』を追い求めるが、人それぞれに幸せの形があるということを伝えたい」と話した。

大分合同新聞-[2013年06月08日 14:29]
晶さんは生まれつき両目の虹彩と網膜がほとんどなく光は感じることはできるが、うまくものを見ることはできない。高度難聴で音もほとんど聞こえず、心臓や口にも障害がある。
一家とは、晶さんの摂食訓練をするNPO団体を通じて知り合った。障害がありながらも一歩ずつ成長していく女性の姿を多くの人に伝えたいと2006年に「誕生~小学生編」として漫画化。両親の克比虎(かつひこ)さん(53)、千代美さん(54)が障害のある子どもと普通の子どもが一緒に遊ぶ学童保育所「わかば」を立ち上げたことも紹介した。
2012年6月に再会。晶さんが成人式を迎えたと聞き、あらためて一家を取材した。続編となる今回の作品では、晶さんの姉2人の思いや悩み、特別支援学校卒業後、社会の一員として就業してもらいたいと願う両親と、時に仕事が負担となる晶さんとの葛藤などを描写した。
作品を読んだ克比虎さんは「晶が生まれ、生きているという存在意義を示せている。漫画で広く知ってもらうことで、晶のような子ども、障害者がいることを当たり前に感じてもらえる世の中になれば」と感想。
福田さん夫婦は「一家が晶さんにとっての幸せ、家族にとっての幸せとは何かを考えてゆく姿に引かれた。多くの人が『普通の幸せ』を追い求めるが、人それぞれに幸せの形があるということを伝えたい」と話した。

大分合同新聞-[2013年06月08日 14:29]
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