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ゴエモンのつぶやき

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ドキュメンタリー映画:知的障害者施設の日常 鞍手の入所者、青春群像追う /福岡

2009年02月04日 00時52分59秒 | 障害者の自立
 ◇春日で記念上映会--24日
 鞍手町にある知的障害者の入所更生施設「サンガーデン鞍手」(長谷川正人施設長)で暮らす人々の日常を約1年にわたって追ったドキュメンタリー映画「あした天気になる?」(宮崎信恵監督)がこのほど完成し、鞍手町と春日市で記念上映会が開かれる。

 サンガーデン鞍手は03年に開設。一戸建て住宅ふうの施設に、精神の発達に偏りなどがある30人が暮らしている。映画は特定の主人公を設けず、入所者の「青春群像を追う」形を取った。

 宮崎監督は06年、社会福祉法人での虐待事件の続発を受け、法務省の外郭団体が施設を舞台とした人権教育ビデオを作製するとの話を知り、制作に向け全国の施設を調査。パニックなどへの対処マニュアルを公表していたサンガーデン鞍手の取り組みに感銘、長谷川施設長に協力を依頼した。

 ビデオ撮影は実現しなかったが、宮崎監督は自力での映画化を決意。施設を何度も訪ね、信頼関係を築いた。初めは声をかけても反応が見えなかったが、日を追うにつれ、入所者が心を開き「カメラのおばちゃん」と抱きついてくるさまに、監督は「すごい存在感を感じた」という。

 「あした天気になる?」は、入所者の1人が毎日のように職員に尋ねる言葉。「希望や安心を与えられる社会を築けるのか、彼らから突きつけられた言葉」と感じたという。長谷川施設長は「誰もが受け入れられる晴れ晴れとした社会になってほしい」と話している。

 上映会は、22日=鞍手町総合福祉センターくらじの郷▽24日=春日市の県総合福祉センタークローバープラザ。大学生・一般1000円(当日1200円)、小中高生800円。問い合わせは九州共同映画社092・741・7112。


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