内臓機能などに障害があるものの、外見からは健康な人と区別がつかない内部障害者への配慮を呼びかけるマークの普及に、自治体などが取り組んでいる。ただ、意味が重複する複数のマークがあり、「利用者が混乱しかねない」という声も出ている。
内部障害者は、外見は健常者と変わらないため、障害者用のトイレや公共交通機関の優先席を使うのを、ためらう人も少なくないという。そのため、内部障害者への理解を広めることが課題となっている。
理解の一助となるのが、内部障害者を示すマークだ。優先席に貼ったり、内部障害のある人が自ら身につけたりして、周囲に配慮を促すことができる。
内部障害者の優先席を示すJISのマーク ハート・プラスマーク ヘルプマーク
2015年1月11日 朝日新聞