ゴエモンのつぶやき

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リアルタイムで着信メッセージを点字表示するスマートウォッチ「Dot」は海外で賞を受賞!

2016年07月07日 02時12分23秒 | 障害者の自立

本来、テクノロジーの恩恵はあらゆる人に行き渡るのが望ましいもの。視力に障害がある人々にとって、PCのキータッチ、スマートフォンやタブレットのタッチスクリーンの操作は難しい。

韓国のスタートアップが「Dot」という視覚障害者向けのスマートウォッチの製作に乗り出している。

デバイス表面のスクリーンにあたる部分にはピンが設置されていて、ピンが飛び出したり引っ込んだりすることで点字を再現している。

ユーザーは自身の指先を使い、触れることで文字を読む。この仕組みを使って、時計として時刻を表示するだけでなく、テキストメッセージを読んだり、電子書籍を読んだり、点字を学習したりできるという。

・同時に最大4文字を表示

スクリーン部分には24のピンが設置されていて、全部で4つの区画に分かれている。ここに同時に4つの文字を表示することが可能。

・スマホと連動、リアルタイムで情報をキャッチ

Bluetooth対応のデバイスとリンクして、リアルタイムでユーザーは情報を読み取ることができる。

例えばスマートフォンにテキストメッセージが着信した場合、アプリが点字に翻訳をおこない、スマートウォッチにその情報を送信する、といった流れだ。

「Dot」内部のバイブレーターモーターが作動して、ユーザーにアラートとしてお知らせする。アラートがあると自動的に画面表示は時計モードから切り替わる。

読み取りのスピードは、ユーザーのお好みでカスタマイズが可能だ。「Dot」のサイド部分にはダイアルがあり、これを動かすことで調節ができるという。この、“リアルタイムで”という点は、実用性という意味でも非常に大きいだろう。

・点字学習ツールとしても

また、点字学習ツールとしても使うことができるという。例えばスマートフォンアプリを使って、文字“p”を読み上げると、「Dot」のディスプレイに該当の点字が出現する、といったようなかたちだ。

ただし、同時に最大4文字までしか表示できないため、現状では電子書籍のような長い文章を読むのには向かない。そのため、グラフィックや長い文章を表示するのに適した「Dot Pad」という新ツールの開発を2017年に予定している。

・2つの賞を受賞、10月から生産開始予定

「Dot」は“2016 Cannes Lions Festival”というイベントで、“product design”と“Innovationカテゴリー”の2つで賞を受賞した。市場化に向けた生産開始は今年10月を予定している。

2016.7.6  Techable


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