東京都児童福祉審議会は7日、虐待を受け精神的に不安定になった子どもたちが教育と治療をともに受けられる新しい施設を作るよう都に提言した。
児童養護施設に学校機能を持たせるもので、全国初の取り組み。都は早ければ来年度から事業費を予算化する方針だ。
都内には児童養護施設が60カ所あり、入所児童の半数以上が虐待を受けた経験がある。施設近くの学校に通学しているが、心に負った傷から他の子に暴力をふるうケースも目立つ。症状を悪化させる場合もあり、支援体制の限界が指摘されていた。新しい施設は定員を30人程度とし、職員がマンツーマンに近い状態で対応。さらに分校などを併設し、個別学習やグループワークなどができるようにする。精神科医やカウンセラーも置き、従来の施設では対応が難しい子供たちをケアする
児童養護施設に学校機能を持たせるもので、全国初の取り組み。都は早ければ来年度から事業費を予算化する方針だ。
都内には児童養護施設が60カ所あり、入所児童の半数以上が虐待を受けた経験がある。施設近くの学校に通学しているが、心に負った傷から他の子に暴力をふるうケースも目立つ。症状を悪化させる場合もあり、支援体制の限界が指摘されていた。新しい施設は定員を30人程度とし、職員がマンツーマンに近い状態で対応。さらに分校などを併設し、個別学習やグループワークなどができるようにする。精神科医やカウンセラーも置き、従来の施設では対応が難しい子供たちをケアする