障害者施設で入所者に暴行 男性骨折、臨時職員を解雇

　北海道伊達市の障害者施設「太陽の園」で４月、５０代の男性臨時職員が入所者の４０代男性に暴行を加え、あばら骨を折るけがをさせていたことが２１日、施設への取材で分かった。施設は虐待に当たるとみて道に報告し、職員を解雇した。

　施設によると、４月１日夜、１人で当直業務をしていた職員が、男性の体を平手で突くなどした。男性の上半身にあざがあったことから、施設が職員に確認したところ、暴行を認めた。職員は「感情的になってやってしまった」と話したが、詳しい理由は不明という。

　施設は、道警にも事実関係を説明。男性の家族に謝罪したという。

　施設の船水雅弘総務部長は「職員教育をしっかり行い、直すべきところは直していきたい」とコメントした。

2018.5.21       産経ニュース