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ゴエモンのつぶやき

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障害者の手作りケーキ好評…青森のNPO

2012年09月06日 00時32分37秒 | 障害者の自立
 「冷たいケーキはいかがですか」。知的障害者の就労支援をする青森市のNPO法人「夢の里」(鎌田慶弘理事長)の入所者が製造・販売するケーキが好評だ。厳しい残暑の中、同市内の特設販売所に並べられた色とりどりのケーキを多くの人たちが買い求めている。

 2007年4月に設立された同法人は県内3か所の事業所があり、知的障害を持つ約30人が清掃活動や一般常識の勉強など社会で働く訓練を行っている。

 その一環として、青森市浪打の事業所で週3回行っているのがケーキの製造と販売。周囲の人と協力しながら正確な手順で作業する力や、接客を通して社会性を身につけることが狙いだ。ケーキ作りは職員が指導している。

 事業所で販売し始めた頃は、円いホール型のケーキ1~3個を1~2種類作り、「おいしい」と地域の人たちを中心に評判が広がった。JR青森駅前の複合商業施設「アウガ」で毎日、青森市役所食堂前では月1回販売するようになると、1度に作るホール型ケーキは8個に増やし、種類も11種類になった。切り分けたケーキ1個が100~150円と求めやすく、100個以上のケーキが1時間足らずで売り切れることもある。一番の人気はココアパウダーをまぶしたチョコレートケーキ。食べると濃厚な甘さが口いっぱいに広がる。

 作り始めの頃は砂糖を入れ忘れたり、材料をこぼしたりすることもあった。しかし、克服することで自信が付き、自宅で1人で作ったケーキを家族にプレゼントする入所者もいる。

 ケーキ作りを担当している男性入所者(28)は「最初は失敗ばかりだったが、自分のケーキが食べてもらえるのはうれしい。自信も付く」と話す。

 指導している中堀久子さんは「ケーキ作りを通して入所者たちは働く技能を身につけていく。これからも少しずつ成長してほしい」とほほえんだ。問い合わせは「夢の里」(017・765・0210)。


手作りのケーキを販売する「夢の里」の入所者や職員

(2012年9月5日 読売新聞)


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