体の不自由な人にも海水浴を楽しんでもらおうと、「2015鎌倉バリアフリービーチin材木座」が二十六日、鎌倉市の材木座海水浴場で開かれ、普段は車いすの人など約百人が参加した。
ボランティア活動をしている市内の医師、酒井太郎さんらによって組織された実行委員会の主催。県、市や海の家組合も協力して実現した。海水浴場の一部をバリアフリーゾーンとし、一般の人も身体障害者も利用できるようにした。
実行委によると、こうしたイベントは全国的にも珍しく、県内だけでなく都内からも車いす利用者がやって来た。約八十人のボランティアでサポートした。
生まれて初めて海に入るという車いすの特別支援学校の児童らは、砂浜に板が敷かれた通路を通って波打ち際へ。実行委が手作りしたタイヤ付きのいかだに乗り換え、ボランティアの付き添いで海へ入った。波が来る度に「やったー、やったー」「ヤッホー、気持ちいい」と歓声を上げ、「とても楽しかった」と喜んだ。
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