ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

(TVがぶり寄り)障害者取り巻く困難

2018年06月24日 12時14分15秒 | 障害者の自立

 「ハートネットTV」はEテレ、月~木曜夜8時から、福祉情報を越えた様々な問題を提起する貴重な番組だ。わずか30分に話題が濃厚に詰め込まれ、毎回見逃せない。

 たとえば5・6日に「闇に埋もれた真実は」と題して放映された「私も不妊手術を受けさせられた~優生保護法の“外”で~」と「消された精神障害者」は、障害者への迫害の歴史がいかに苛烈(かれつ)かを知らせた。

 優生保護法は遺伝性の疾患がある人、知的障害者や精神障害者への強制不妊手術を国が認めた法律で、それが及ばないはずだった脳性まひの女性が自ら不妊手術を選ばざるを得なかったり、精神障害者の男性が法改正後にも手術をさせられたりしていた実態を暴いた。そして、「私宅監置」を認めた精神病者監護法が本土で廃止された後も、沖縄では精神障害者が、長年暗く狭い小屋に閉じ込められていたことも伝えた。

 この2回の翌7日には「LIVE相談室チエノバ『精神障害者と家族 自宅という密室』」が放映され、「現在進行形の」家族の悩みを伝えた。精神障害者は今も隔離・排除され、「私宅監置」さえあり、4月には事件として発覚した。こうした問題を当事者だけのものとせず、共に考えられないだろうか。この3回の放送、ぜひまた再放送してほしい。

写真・図版

沖縄であった「私宅監置」の実態を伝えた6日の「ハートネットTV」

2018年6月23日           朝日新聞


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