京都府内全域の障害者を支えてきた京丹波町中台の「丹波桜梅園」が1日、設立から20周年を迎えた。野菜づくりやモグラよけの制作、リサイクルなどで地域に貢献しながら、障害者が安心して働き、生活する場として、歴史を刻み続けている。
桜梅園は、養護学校高等部の卒業生の進路を確保しようと、京都市内の障害者や保護者らを中心に施設計画が立ち上がり、現京丹波町の人たちの支援を得て、1991年3月1日に開設された。
基本理念である「障害の有無にかかわらず、誰もが安心して、豊かに暮らすことのできる地域社会」を目指して、生活介護事業(50人)、施設入所支援(40人)、グループホーム・ケアホーム(12人)などを担う。入所者は府北部だけではなく、府南部の京都市や宇治市、長岡京市など10市町に及ぶ。
障害者自立支援法を廃止し、新しい制度が検討されるなか、依然として障害者を取り巻く環境は厳しい。「二十歳」を迎えた歴史を振り返りつつ、山要志理事長は「運営の見直しや業務の効率化は避けて通れないが、基本理念を忘れず、支援の手を緩めることなく、利用者の笑顔を大切にしていきたい」と決意を新たにしている。6日に式典を行う。
京都新聞
桜梅園は、養護学校高等部の卒業生の進路を確保しようと、京都市内の障害者や保護者らを中心に施設計画が立ち上がり、現京丹波町の人たちの支援を得て、1991年3月1日に開設された。
基本理念である「障害の有無にかかわらず、誰もが安心して、豊かに暮らすことのできる地域社会」を目指して、生活介護事業(50人)、施設入所支援(40人)、グループホーム・ケアホーム(12人)などを担う。入所者は府北部だけではなく、府南部の京都市や宇治市、長岡京市など10市町に及ぶ。
障害者自立支援法を廃止し、新しい制度が検討されるなか、依然として障害者を取り巻く環境は厳しい。「二十歳」を迎えた歴史を振り返りつつ、山要志理事長は「運営の見直しや業務の効率化は避けて通れないが、基本理念を忘れず、支援の手を緩めることなく、利用者の笑顔を大切にしていきたい」と決意を新たにしている。6日に式典を行う。
京都新聞
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます