神戸市須磨区西須磨の須磨寺公園内にあるレストハウス「おらが茶屋」が21日、リニューアルオープンした。運営団体が変更され、再開を望む地域の人たちの願いがかなった。
同茶屋は六甲全山縦走路の拠点で、地元住民や登山者に親しまれている。1年半ほど前からほとんど休業状態が続き、今年10月に一般社団法人「小野の駅」(小野市)が運営委託事業者に決まった。
店内に入ると、眼下には神戸の街並みが広がり、神戸港、明石海峡大橋なども一望できる。メニューにもこだわり、同法人の施設で育てた野菜や卵を使い、コーヒーやパンも地元企業の協力を得た。茶の苦みが絶妙な茶がゆ(500円)は目玉商品の一つだ。
同法人は高齢者や障害者の就労支援にも取り組んでおり、同茶屋は雇用の場にもなっている。年内は土日祝の営業だが、年明けから順次、営業日を増やす方針だ。
同法人の武澤利夫理事長(73)は「コミュニティーの拠点にしていきたい」。同茶屋のファンという男性(60)=神戸市須磨区=は「できれば隠れ家にしたいほどの場所だが、再開に期待している」と話した。
午前7時~午後3時。同茶屋TEL078・731・5955
リニューアルオープンしたおらが茶屋。見晴らしは抜群だ
2015/11/21 神戸新聞
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