goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者が働き続けられる洋菓子店…高知

2012年10月03日 00時53分12秒 | 障害者の自立
 障害者の就労支援に取り組む高知県安芸市身体障害者福祉会(隅田功一理事長)が1日、同県香南市野市町西野に洋菓子店「Miraie(ミライエ)」をオープンした。

 従業員を直接雇用し、最低賃金を保障する「就労継続支援A型事業所」に認定され、材料の栽培から販売まで一貫して手がける。関係者は「障害者もやる気を持って仕事に取り組める」とする。

 「Miraie」は、土佐くろしお鉄道のいち駅の南約100メートルにあるマンションの1階。店内は約50平方メートルで、うち約15平方メートルがキッチンになっており、県内産のフルーツなどを使った約20種類を販売する。

 初日のこの日、ミルクプリンに甘酸っぱいユズジャムのソースが爽やかな「ふるふるみるく」(280円)、県内産の栗を使ったテリーヌケーキ(2500円)、ドイツ風のシュークリーム(180円)がショーケースに並び、近くの住民らが買い求めていた。

 同福祉会は安芸、香南両市の事業所で、通所の障害者ら54人が内原野焼の食器や置物などを製造・販売していた。収入に応じて報酬を支払う「就労継続支援B型事業所」だったが、より安定した雇用条件で勤労意欲を高めたいと、2年前からA型事業所の開設に向けて準備を進めてきた。

 ある程度売り上げが見込める洋菓子店を選び、安芸市内のイチゴ栽培のビニールハウスに5人、接客担当に3人を採用。現在は知人のパティシエに依頼している製造部門も、11月には同市内で専用の工房を稼働させ、約10人の雇用を予定している。

 竹部重夫施設長は「農作業が好きな人もいれば、接客に向いている人もいる。材料作りから販売までを手がけることで、多様な働く場所を提供できる」と意義を強調する。

 営業は午前10時~午後7時。水曜定休。問い合わせは同店(0887・50・6535)。


県産品を生かした洋菓子が並ぶ「Miraie」(香南市野市町西野で)

(2012年10月2日 読売新聞)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。