障害者の就労支援に取り組む高知県安芸市身体障害者福祉会(隅田功一理事長)が1日、同県香南市野市町西野に洋菓子店「Miraie(ミライエ)」をオープンした。
従業員を直接雇用し、最低賃金を保障する「就労継続支援A型事業所」に認定され、材料の栽培から販売まで一貫して手がける。関係者は「障害者もやる気を持って仕事に取り組める」とする。
「Miraie」は、土佐くろしお鉄道のいち駅の南約100メートルにあるマンションの1階。店内は約50平方メートルで、うち約15平方メートルがキッチンになっており、県内産のフルーツなどを使った約20種類を販売する。
初日のこの日、ミルクプリンに甘酸っぱいユズジャムのソースが爽やかな「ふるふるみるく」(280円)、県内産の栗を使ったテリーヌケーキ(2500円)、ドイツ風のシュークリーム(180円)がショーケースに並び、近くの住民らが買い求めていた。
同福祉会は安芸、香南両市の事業所で、通所の障害者ら54人が内原野焼の食器や置物などを製造・販売していた。収入に応じて報酬を支払う「就労継続支援B型事業所」だったが、より安定した雇用条件で勤労意欲を高めたいと、2年前からA型事業所の開設に向けて準備を進めてきた。
ある程度売り上げが見込める洋菓子店を選び、安芸市内のイチゴ栽培のビニールハウスに5人、接客担当に3人を採用。現在は知人のパティシエに依頼している製造部門も、11月には同市内で専用の工房を稼働させ、約10人の雇用を予定している。
竹部重夫施設長は「農作業が好きな人もいれば、接客に向いている人もいる。材料作りから販売までを手がけることで、多様な働く場所を提供できる」と意義を強調する。
営業は午前10時~午後7時。水曜定休。問い合わせは同店(0887・50・6535)。

県産品を生かした洋菓子が並ぶ「Miraie」(香南市野市町西野で)
(2012年10月2日 読売新聞)
従業員を直接雇用し、最低賃金を保障する「就労継続支援A型事業所」に認定され、材料の栽培から販売まで一貫して手がける。関係者は「障害者もやる気を持って仕事に取り組める」とする。
「Miraie」は、土佐くろしお鉄道のいち駅の南約100メートルにあるマンションの1階。店内は約50平方メートルで、うち約15平方メートルがキッチンになっており、県内産のフルーツなどを使った約20種類を販売する。
初日のこの日、ミルクプリンに甘酸っぱいユズジャムのソースが爽やかな「ふるふるみるく」(280円)、県内産の栗を使ったテリーヌケーキ(2500円)、ドイツ風のシュークリーム(180円)がショーケースに並び、近くの住民らが買い求めていた。
同福祉会は安芸、香南両市の事業所で、通所の障害者ら54人が内原野焼の食器や置物などを製造・販売していた。収入に応じて報酬を支払う「就労継続支援B型事業所」だったが、より安定した雇用条件で勤労意欲を高めたいと、2年前からA型事業所の開設に向けて準備を進めてきた。
ある程度売り上げが見込める洋菓子店を選び、安芸市内のイチゴ栽培のビニールハウスに5人、接客担当に3人を採用。現在は知人のパティシエに依頼している製造部門も、11月には同市内で専用の工房を稼働させ、約10人の雇用を予定している。
竹部重夫施設長は「農作業が好きな人もいれば、接客に向いている人もいる。材料作りから販売までを手がけることで、多様な働く場所を提供できる」と意義を強調する。
営業は午前10時~午後7時。水曜定休。問い合わせは同店(0887・50・6535)。

県産品を生かした洋菓子が並ぶ「Miraie」(香南市野市町西野で)
(2012年10月2日 読売新聞)
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